初恋の相手、冬麻と再会し、付き合うことになった水夏。
忘れられない想いが実り、もっと喜んでいいはずなのに、どこか引っかかります。冬麻と、双子の兄秋也、水夏には初恋の相手が本当に冬麻だったという自信が持てないのです。
ふたりの間で揺れ動く水夏の気持ちは、いったいどこに向いているのでしょう。
「真夏のエデン」2巻のあらすじ
水夏に無理やりキスをした秋也は、「12年前の冬麻」は、自分ではないと言います。秋也に、12年前の冬麻と付き合いたいのか、今の冬麻と付き合いたいのかと激しく言われた水夏。そして、冬麻に八つ当たりしてしまうのでした。
しかし冬麻は、12年前の水夏と再会したから付き合い始めたことを認め、今は思い出にとらわれずに水夏本人を想っていると告げるのでした。
水夏の誕生日、会社のトラブルで来られなくなった冬麻の代わりに、レストランに現れたのは秋也でした。冬麻に頼まれたと言っていた秋也でしたが、実は冬麻が気を利かせて水夏を一人にしないためにやって来たのでした。
それを知った水夏は、秋也の優しさに胸が高鳴るのでした。
「真夏のエデン」2巻のネタバレ
仕事の鬼と呼ばれる社長の秋也。冷たいかと思えば優しい、そんな秋也の姿に胸がときめく日々です。
会社の飲み会で、知らず知らずにアルコールを口にしてしまった水夏。気分が悪くなり外へ出ていた水夏を心配して秋也が店から出てきます。そんな秋也に抱きかかえられたまま嘔吐してしまった水夏。気が付くとホテルの一室でした。
汚れた服を脱いでソファで寝ている秋也。そこで水夏が目にしたのは、「12年前の冬麻」が怪我をした脇腹と同じ場所にあった秋也の傷。傷は中学の時のキャンプで負ったものだというのでした。
冬麻と秋也の誕生日。我慢しきれなくなった秋也は、12年前一緒に夏祭りで花火を見たのは自分だと告白します。そして、好きだったことも告げます。
誕生日プレゼントに何かしたいと言う水夏に、秋也は「冬麻と一緒にいてほしい」と言うのでした。
秋也を好きでい続けることも許されないと知った水夏。苦しい想いを抱きながら、冬麻のそばにいようと決めるのでした。
そして、そんな水夏を抱きしめ、想いをぶつける冬麻。秋也への想いに涙しながらも、冬麻の想いを受け止める水夏でした。
感想
やはり、12年前の夏祭りで一緒だったのは秋也のほうだったのですね。見送りにきて、水夏の思い出のファーストキスの相手も秋也のようです。記憶と証拠が入り乱れて、混乱したままの水夏。しかし、想いは秋也へ向けられ止められません。
どこからどこまでが秋也で、どこが冬麻だったのか、全部が秋也だったのか、そのへんはまだ謎ですね。秋也への想いを自覚したものの、どうやら冬麻のために身を引いている様子の秋也。
二人の関係はどうなっているのでしょうね。仲はよさそうな兄弟ですが、根深い何かがあるようです。
ふたりの間で揺れる水夏。冬麻、秋也にとっても、大事な初恋の相手である水夏。3人の関係は、どうなっていくのでしょう。
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