意を決し、勢いに任せて黒沢にプロポーズしたものの、見事に玉砕したミチコ。黒沢を好きな気持ちは変わることなく、そんな中黒沢の喫茶店が閉店に追い込まれます。
黒沢の父親によるものでしたが、ある日閉店の張り紙を剥がしとる一人の女性が現れます。
「ダメな私に恋してください」8巻のあらすじ
週末のバイトがなくなり、暇を持て余すミチコの元へ、1本の電話がかかってきます。
店を再開するという黒沢の兄からの電話でした。
大急ぎで店に行くと、そこには黒沢と、黒沢の母、兄がいました。祖父の土地名義から兄に名義を変え、兄の所有する土地となったことで店の再開ができることになったというのです。
しかし、父親の承諾を得ないまま再開はできないと頑なに言い張る黒沢です。
ある夜、店に父親を呼び出した黒沢。しかし、父親から、店を逃げ場にせず目標と信念を持てと言われ、返す言葉がないまま終わるのでした。
「ダメな私に恋してください」8巻のネタバレ
黒沢の父親に向かって、黒沢は店に対して愛があると言い放ったミチコ。そんな言葉の後押しで、黒沢は苦手な父親に対して前向きに開店の説得をすると言います。開店を信じて待っていてもいいと黒沢に言われるのでした。
ある日、会社の差し入れで、後輩たちと黒沢の父が経営するスイーツ店のケーキを初めて食べたミチコ。帰り、その店へ立ち寄ってみると、そこには黒沢の父の姿がありました。夕飯に誘われたミチコは、恐る恐るお供することにしたのです。
酒が入った途端、黒沢の父は強面から一気に豹変し、黒沢に対する愛情を語りだします。不器用で口下手で、ついつい思ってもいないことまで言ってしまう黒沢の父親の本性に、ミチコは安心します。そして、開店の許しをもらえたのでした。
そして店に再び訪れた黒沢の父に、黒沢は直接開店の許しを請い、無事開店できることになりました。そして、黒沢は父から、ミチコとの結婚を勧められるのでした。
会社帰り、近所でよく現れるというストーカーにミチコは遭遇します。走ってアパートに戻り、黒沢に助けを求めたミチコ。慌ててやってきた黒沢に抱きついて泣いてしまったミチコ。黒沢は優しく手を握ってくれるのでした。
アパートが危険ということで、一時店の二階に戻ったミチコ。今は黒沢も住んでいます。一緒に部屋で映画を観た夜、ふいに黒沢はミチコの手を取り、キスをしてきたのでした。
感想
急展開ですね。いままでなかなか黒沢へ届かなかったミチコの想いが、遂に届き始めたようです。ミチコの真っすぐで真剣な思いは、頑なだった黒沢の父の心までも溶かしていきましたね。
黒沢の父にも認められ、誰の心にも入り込めてしまうミチコに、黒沢は自分には無いものを感じ取ったのでしょうね。ミチコの言動から、次第に黒沢の表情も優しくなり、遂にミチコへ関心が向いてきたようです。
わかりにくい黒沢の態度ですが、ミチコにも希望の光が差し込んできました。父親に似て素直に感情を出せない黒沢ですが、やっと行動に移してきたようです。
あと足りないのは言葉ですが、きっとミチコに伝える日が来るのでしょうね。その日に期待です。ミチコの喜ぶ顔がもうすぐ見られるでしょうか。
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