実家の圧力から、お見合いをさせられそうになったミチコ。逃れるためには、どうにかして彼氏を作るより方法はありません。
思いつめたミチコは、黒沢に「結婚してください」と言うのでした。
「ダメな私に恋してください」7巻のあらすじ
クリスマスの夜、勢い余って黒沢にプロポーズしてしまったミチコ。しかし黒沢は、ミチコに対し、はっきりきっぱりと「絶対に結婚しない」と宣言するのでした。
会社で会った最上の態度がおかしいことを不審に思ったミチコ。すると、晶から最上のことで話があると連絡が入ります。晶によると、黒沢への想いを断ち切った夜、偶然会った最上と飲みに行き、そのまま嫌がる最上を無理やり肉体関係まで持ち込んだのこと。
呆れるミチコでしたが、自分に色気が無かったんだということまで痛感するのでした。
父親との約束通り、お見合いに臨んだミチコ。しかし見事にお見合いは断られ、激怒する父親に「好きな人がいる」と言ったのでした。
「ダメな私に恋してください」7巻のネタバレ
父親に好きな人がいると宣言したものの、黒沢がミチコを恋愛対象として見てくれる希望は全くなく、黒沢に対し、どう接していけば好きになってもらえるのか考え込むミチコです。
会社で見かけた最上は、相変わらず落ち込んだ様子です。仕事後、話を聞くため会ってみると、晶との1件は、最上にとって初体験のことばかりだったらしく、あの夜以来、晶のことが気になっていると言います。
晶の性格を知っているミチコは、好きなら応援すると最上に言うのでした。
バイトで黒沢に買い物を頼まれたミチコは、偶然にも黒沢の祖母に会います。一緒に店へ戻ったふたり。
入院中だった祖母の薫は、年末の外出許可が下りたために店の様子を見に来たのでした。久々の再会を喜ぶ黒沢や従業員たち。しかし、薫の口から出た言葉は「お店を人に譲ることにした」というものだったのです。
陰で父親が絡んでいることをとっさに悟った黒沢は、断固として拒否します。薫が大事にしてきた店を、どうしても無くしたくなかったのです。
しかし、薫がまた倒れたとの知らせを受け、薫にこれ以上心配をかけないため、店を辞めることを決心します。
薫のお見舞いに行ったミチコは、病室で黒沢の両親と鉢合わせしてしまいます。優しそうな母親に対し、傲慢で怖い父親。思わずミチコは早々に病室を後にするのでした。
店は閉店し、黒沢に会うことのない日々が始まってしまったミチコ。想いはつのる一方です。
感想
一難去ってまた一難というところでしょうか。
最上との友人関係は築けたものの、晶から強引に身体を奪われた最上を励ますミチコ。純粋な最上と晶、という組み合わせもまた面白いですね。晶には、最上に対する恋愛感情は全くないようですが、この先また接点が出てくるのでしょうか。
そして、黒沢の父により、突然閉店に追い込まれた黒沢の喫茶店。黒沢を普通の会社員として生きていかせたい父親の思いは、少々強引なようですね。不器用なところは似ている親子なのかもしれませんね。
おばあさんが大事にしていた店を無くしたくないという思いで必死に店を守り続けた黒沢。ずっとそばでそれを見続けてきたミチコもまた、閉店は悲しくて仕方がないようです。
黒沢に会う理由すらなくなってしまったミチコは、ただただ毎日残業しながら仕事に生きる生活に逆戻りですね。黒沢に会いたいミチコは、今後何らかの行動を起こすのでしょうか。
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