人生29年目にして初めてできた彼氏である最上に、友達に戻りたいと言われてしまったミチコ。トラウマから、最上を詐欺師ではないかと疑ってしまった結末は、彼氏を失うということに。
ミチコの幸せをつかむ努力は、いつも空回りです。
「ダメな私に恋してください」6巻のあらすじ
最上を疑い、最後まで信じ切ることができなかったミチコ。そんな、男を見極める能力がいつまでも育たないミチコに、黒沢は呆れ果てます。
法事で久しぶりに実家へ帰ったミチコを待ち受けていたのは、29歳独身彼氏なしという状況を全力で打ち付ける両親や親戚たちでした。
法事で打ちのめされたミチコは、黒沢の作ってくれたオムライスを食べながら泣いてしまいます。ミチコを元気づけようと、映画に誘った黒沢。しかし、その先で春子と兄に会ってしまうのでした。
「ダメな私に恋してください」6巻のネタバレ
初めて会った黒沢の兄は、黒沢とは正反対で、明るく社交的なことに驚いてしまうミチコ。兄の一(はじめ)は、結婚式に来てくれるよう黒沢に頼みますが、店を休みたくないという理由をつけて断ろうとします。
しかし一は、黒沢が春子をずっと好きだったことや、好きな相手が兄貴と結婚することの思いなどを春子の前でベラベラと喋り続けるのでした。カッとなって一に殴りかかろうとした黒沢を何とか止め、その場を収めたミチコですが、止めてよかったのか悩むのでした。
店に戻ったミチコは、黒沢直伝のオムライスを黒沢に作ります。ミチコの精いっぱいの励ましに、黒沢は結婚式に行く決意を固めるのでした。
春子とランチに出かけたミチコは、実は一がどれだけ弟思いなのかを聞かされます。幼いころから可愛がり、構ってほしくてちょっかいを出してしまうこと、弟に家業を継がせるのは酷だからと、自分が役者になりたいという夢を捨ててまでも、弟を自由にして上げたことなどを聞いたミチコ。優しい一に胸打たれるのでした。
結婚式に出席した黒沢は、二人の幸せな姿に、ひとつのけじめをつけます。春子に告白をし、お祝いを言えた黒沢でした。
ある日、父親から見合い写真が送られてきたミチコ。結婚相手は自分で探すというミチコに対し、来月までに彼氏ができなければ見合いをさせると父親は言います。
クリスマスが誕生日のミチコは、今年も彼氏とのクリスマスは叶わず、店で仲間たちとパーティーです。そこで黒沢は、晶に改めて別れのことを謝るのですが、晶は笑顔で幸せだったと告げ立ち去ります。
公園で一人泣く晶に声をかけてきたのは最上でした。そしてミチコは、黒沢に結婚を申し込みます。
感想
春子のことに踏ん切りをつけた黒沢。やっと長年の片思いから解放されたようですね。実らぬ恋の終わらせ方は、結婚というきっかけでしたね。切ないですが、スッキリした笑顔になれたということは、黒沢にとってそれほど大きなことをやり遂げたからなのでしょう。
一方のミチコは、実家からの圧力がものすごいことになってきたようです。30という年齢は、ミチコに反撃の言葉を許しませんね。今すぐにでも彼氏を作れという実家からの言葉に、つい黒沢に結婚を申し込んでしまったミチコ。
ミチコの想いは、いつか黒沢に届くのでしょうか。ダメ女返上の日が訪れるといいですね。
黒沢への想いを断ち切った晶もまた、新しい一歩を踏み出そうと前を向き始めましたね。泣いているところに、偶然心配そうに声をかけてきたのが最上だったという展開。面白くなりそうです。
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