毎週末デートを重ねてきた最上が、実家の両親が入院したからなかなかデートができなくなると言ってきました。
過去同じことで騙され、お金までとられた忌まわしい記憶が蘇るミチコ。そして黒沢は、想い続けてきた春子が、遂に兄と結婚が決まったことを告げられたのでした。
「ダメな私に恋してください」5巻のあらすじ
最上に告げられた実家の両親の入院話に、どうしても純太の言葉と重ねてしまうミチコ。自分の幸せにどうしても自信が持てないミチコは、どう受け取っていいのか思い悩みます。最上に限って嘘ではないと信じたい気持ちとの葛藤の始まりでした。
会社で会う最上は、いつも通り元気そうで明るく、その姿と両親との入院話とのギャップに、どうしても疑惑を持ってしまうミチコです。
そんなミチコを見て、黒沢は、本当に最上が好きなのかと問います。すぐに返事ができなかったミチコは、最上を信じきれない自分を責めてしまうのです。自分の心がどこに向いているのか、わからなくなったミチコは、最上を信じようと決意するのですが、不意にキスしようとしてきた最上を無意識のまま拒絶してしまうのでした。
「ダメな私に恋してください」5巻のネタバレ
最上を信じようとしたものの、とっさに最上を拒絶した自分を責めるミチコ。最上からのメールも面倒になっている自分に気付きます。
週末、実家から早く帰ってきた最上は、ミチコのバイトする店を訪れます。最上は、自分に直すべきところがあったら直すと言ってきますが、まさか詐欺師なのかとは聞けないミチコ。
そんな二人を見て、言いたい放題の黒沢に食って掛かるミチコのいつも自分には見せることのない姿に、最上は寂しさを感じるのでした。
いつも通り会社で残業をしていたミチコの元に、最上がやってきて、突然婚約指輪を渡しプロポーズしてきます。両親がこんな時だからこそ、早く結婚して安心させたいという最上。しかし、婚姻届けも記入済みで、今すぐ役所へ提出しに行こうと言う最上に焦るミチコです。
なんとかその場は切り抜けたものの、突然の進展に一層疑惑は深まります。そして、ミチコの両親に挨拶に行くという最上に、指輪を返すのでした。
中途半端な気持ちを晶にも指摘される中、最上から呼び出されたミチコ。父親の容体が悪化し、結婚を急いでいたこと、ミチコと黒沢の仲を疑い余計に焦ったことを話す最上。最上が今まで言っていたことが全て真実だったことを知り罪悪感に陥ったミチコに、最上は友達に戻ろうと言うのでした。
感想
人を信じるのは難しいものですね。一度できたトラウマを取り去るのは、簡単なことではないようです。自分を心から想ってくれていた最上を、疑い傷つけてしまったミチコの落ち込みは激しそうですね。
そのまま何も考えず信じて、最上を好きになれていたら、結婚というゴールが待ち受けていただけにかわいそうでしかたありません。
ミチコの場合は、結婚というよりも、恋愛そのものがうまくできないようですから、結婚の話が出ても、頭の中でうまく処理できないのかもしれませんね。
好きな相手が結婚してしまう黒沢と、好きでいてくれる人との結婚を逃したミチコ。ふたりの幸せはどこにあるのでしょうね。思うように恋愛が進まないふたりに、早く幸せになってほしいと思います。
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