職を失い、年下男に貢ぎ続けたことで、人生のどん底に叩きつけられたミチコ。100万円の借金を肩代わりし助けてくれたのは、大嫌いだった元上司の黒沢でした。
男性に優しくされることに慣れていないミチコは、そんな黒沢に対し心が揺れ始めるのでした。
「ダメな私に恋してください」2巻のあらすじ
家賃が払えず、黒沢の店の2階に住むことになったミチコ。ろくな食事もしてこなかったミチコに、黒沢は朝食まで用意してくれます。大嫌いで鬼のように思っていた黒沢の優しさに、不覚にもミチコはときめいてしまいます。
店の買い出し途中、黒沢の元カノである晶に偶然会ったミチコ。なりゆきから、大学生の元カレに100万貢いだことを話すと、激怒した晶は取り返しに行こうと言い出します。
ミチコ、晶、そして強面従業員まで連れて会いに行ったミチコ。恐れをなした元カレの純太は、嘘をついていたことを認め、お金も返してくれたのでした。
返してもらった100万を、肩代わりしてくれた黒沢に返すと、そのお金で従業員全員で飲みに行くことになりました。酔って寝てしまった黒沢を連れ帰り、布団に寝かせたのですが、黒沢は「春子」と名を呼びミチコにキスをしたのでした。
「ダメな私に恋してください」2巻のネタバレ
キスのことは一切覚えていない黒沢に対し、ミチコはキスのことで頭がいっぱいになります。晶が言っていた、黒沢の好きな人というのが「春子」なのか確かめたいミチコですが、なかなか聞くことができません。
黒沢から映画に誘われ、ちょっとしたことも気遣ってくれる黒沢に、男性免疫のないミチコはドキドキしっぱなしです。男性からの優しさに弱いミチコは、「春子」の存在がどんどん大きくなっていくのでした。
就職活動を地道に続けていたミチコも、遂に就職が決まりました。化粧品販売会社の事務職に就いたミチコですが、若く要領のいい女子社員たちにはタジタジです。
甘え上手な若い女子社員の頼みを断れず、毎日残業する日々になってしまったミチコ。それでも、頼られると嫌とは言えないミチコは、自分を奮い立たせ頑張るのでした。
残業代もつかないことを知っても残業から抜け出せないミチコ。帰宅すると黒沢が待ってくれていました。夕飯にミチコの好きなオムライスを笑顔で作ってくれる黒沢に、ミチコは恋に落ちたことを実感してしまうのでした。
初給料で、みんなにケーキを買い、お店にお花を買って帰ったミチコ。しかし、店の前で黒沢と「春子」が話しているのを見てしまうのでした。
感想
モテない女はちょっとしたことで相手を好きになる・・・怖い言葉ですね。ミチコは純粋なだけに、全て真に受けてしまうようです。
今のミチコにとっては、誰よりも自分のことをわかってくれて、気遣ってくれて、優しくしてくれる黒沢を好きになってしまうのに、時間はかからなかったようですね。
大嫌いだった筈の黒沢の、意外な一面をひとつまたひとつと目の当たりにしてきたミチコ。心を動かす要素がいっぱいです。
貢ぎ癖もなんとか収まり、就職も決まり、これまでのダメっぷりをリセットしにかかったミチコですが、春子という女性の出現に気が気ではない様子です。
目の前に現れた、美しく優しい雰囲気の春子は、何の用があって黒沢の元を訪れたのでしょう。とても気になりますね。
この記事へのコメントはありません。