すばるの胸元に見え隠れするキスマークに、気が気ではない入谷。自分が付けたものではないし、誰かに付けられたのだとしたら・・・
思い悩んだ末、すばるに尋ねると、なんと興味本位で自分で付けたと言うすばる。放課後の図書室で、入谷はキスマークの付け方を教えてと、すばるに詰め寄るのです。
「うそカノ」7巻のあらすじ
キスマークの付け方を教えてと言った入谷。すばるのキスマークの上書きをしようとして言ったことなのに、すばるは誤解してしまいます。
入谷の胸元のボタンをはずし、そっと入谷の胸元にキスマークをつけるのでした。思わぬ方向に事が運んでしまった入谷は、その場にへたりこんでしまうのでした。
気まずい空気の中一緒に下校しますが、すばるは何とか11月25日の約束だけは取り付けたのでした。
「うそカノ」7巻のネタバレ
時田が女子生徒から告白され、断っているのを見かけた和久井。時田は、好きな子が好きになってくれなければ意味がないと話します。そして、和久井も、最近自分と一緒に居るときはすばるが笑っていないと時田に話します。
全員の想いが報われることはない、和久井は時田にそう話しつつも、すばるを諦めることが出来ないのでした。
トモは、口の悪さから度々トラブルを起こしますが、時田だけはトモを自分の力で笑わせようと努力します。そして、自分だけはトモの味方だといい、好きだと告白するのでした。
11月24日、写真部ではすばるの誕生会が開かれました。1日早い誕生会では、写真部のみんなから力作の入谷写真集を貰い、大喜びのすばるです。
誕生日当日、入谷は模試でデートができず、すばるは一人で公園へ写真を撮りに出かけます。土曜の公園はとても賑やかで、すばるは次第に寂しくなります。そこへ、模試を終わらせた入谷が走ってきて、すばるの生まれた時間にお祝いをしてくれたのでした。
冬休みパリへ行く入谷へ誕生日プレゼントとして電子辞書を渡したすばる。入谷がすばるに用意したプレゼントとは金額が違いすぎることに、入谷は衝撃を受けます。入谷は向こう10年で返していくというその言葉に、すばるは10年後の自分たちを思い嬉しくなるのでした。
「うそカノ」7巻の感想
想いの強さが、すばると入谷ともに同じくらいになってきた感じですね。恋愛に関して不器用な入谷が、すばるのためなら何でも頑張って言葉にしようとする姿にキュンときてしまいます。
言葉にしなければ伝わらないということを、入谷も和久井も時田も感じているのですね。すばるのためなら、なりふり構わず頑張ってる入谷を応援したくなりますね。
和久井はというと、自分の想いがすばるに届くことはないことを実感している様子ですね。それでも簡単に忘れてしまえるほどの想いでもなく、どうすることが正解なのか思い悩んでいるようです。
自分に向けられるトモの想いも知っていますが、トモを恋愛対象として見ることはできないようですね。
あまのじゃくで口の悪いトモも、いつか時田に目を向けてくれるといいですね。少しずつ穏やかになってきているトモにも注目です。
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