あなたがもし突然「殺さなければ殺される」サバイバルゲームに強制参加させられたらどうしますか?
正々堂々と勝負を申し込む人、悪者から倒していく人、良心の呵責に耐えかねゲームそのものを潰そうとする人、相手を騙してでも生き残ろうとする人など様々でしょう。
「未来日記」2巻では新たな未来日記所有者を迎え、サバイバルゲームに拍車がかかります。
「未来日記」2巻のあらすじ
由乃の「雪輝日記」に雪輝と由乃が結ばれるHAPPY ENDフラグが立ちます。その理由は共同戦線を組んだ4th来須刑事によって雪輝と由乃に与えられたミッション「遊園地デート」のせいでした。雪輝は遊園地デートで由乃の意外な女の子らしさにときめきます。
しかしデート後に由乃の家に招かれたことで事件は起きます。雪輝はトイレを探す最中、自身の日記の内容に反し「おかしな部屋」を開けてしまいます。雪輝が部屋の中のおぞましい血飛沫のあとと数人の死体を見た事により由乃のHAPPY ENDフラグは無くなり、さらには因果律が崩壊し未来日記の所持者全員の未来が大きく変わります。
翌日、「御目方教」に9thが捕まった事を「捜査日記」によって知った来須は、雪輝と由乃と共に現地へ赴きます。「御目方教」は通称「御目方様」という千里眼を使い他人の未来を言い当てる一人の巫女を祀り上げている宗教団体です。
雪輝は由乃の家で見た事を来須に相談しようと試みますが、由乃が監視のようにピッタリ張り付きタイミングが掴めません。
6thと12thが現れサバイバルゲームに拍車がかかる
御目方である春日野椿は遠く離れたものの未来が予知出来る「千里眼日記」所有者の6thでした。6th椿は巫女であるため神になる意志はないことを示し、地下牢に捕らえた9thみねねを含め雪輝達に危害を加えないことを約束します。
その上で、自身の日記に不可避の死であるDEAD ENDフラグが表れた事から、9thを引き渡す代わりにDEAD ENDを二度も覆した雪輝を求めます。当然、由乃は猛烈に反対しますが雪輝はもはや由乃を全く信じません。
椿の命を狙っていたのは「正義日記」所有者の12th平坂黄泉でした。12thに催眠術をかけられた御目方教の信者達による襲撃を一度回避したことから未来が変わり、雪輝にもDEAD ENDフラグが立ってしまいます。
正義のヒーローに憧れる12thの「正義日記」には倒すべき悪事と守るべき弱者が記録されています。6thの「目的」を打ち破るため12th自身にDEAD ENDフラグが立っても尚、6thの抹殺を試みますが、雪輝の巻き添えを案じた由乃の機転により12thは倒されます。
これで一件落着かと思いきや、6th椿が手の平を返し9thみねねをエサに1st雪輝と2nd由乃、4th来須をまとめて始末するはずだった計画を暴露します。
「未来日記」2巻の感想
由乃の抱える闇が少し明らかになりました。過去に由乃の家でいったい何が起こったのでしょうか。あの死体達は誰で、そして雪輝がそれを見た事により未来はどのように変わってしまうのでしょうか。この事件が「未来日記」のストーリーの大きな鍵となりそうです。
また、未来日記所有者同士のサバイバルゲームは3rdや9thのような正面からのぶつかり合いだけでなく、6thによる騙し合いが始まりました。個性的な登場人物が増えストーリーにより刺激が出てきたように感じます。
未登場の日記所有者は残り5人と半分を切りました。雪輝達「未来同盟」は最後まで生き残ることが出来るのでしょうか。そもそも6thによって騙された雪輝達はどうなるのでしょうか。次巻も楽しみです。
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