それぞれの思いを抱えたまま迎えた旅行。恋の矢印が交錯する中、トモは自分の中にある和久井への思いに気付く。
すばると和久井の仲を応援する気持ちは本物なのに、自分の気持ちを持て余すトモ。恋に悩み、友情に悩み、大好きな姉すばるの恋愛に悩み、不器用なトモがひとつの道を切り開こうとしています。
「うそカノ」6巻のあらすじ
和久井に対するトモの気持ちに気付いてしまった時田。しかしトモは自分の気持ちを押し殺そうとします。時田とトモとの会話を、偶然聞いてしまった和久井と入谷でした。
アスレチックでみんなで遊んでいるときも、和久井への想いからすばるの顔が見られないトモ。いたたまれなくなり、みんなより一足先に一人で宿へと帰ってしまいます。
しかし、みんなが宿へ帰ってきたとき、どこを探してもトモの姿はありません。遭難したのではないかと大騒ぎになるのでした。
「うそカノ」6巻のネタバレ
トモの姿が消えて3時間たっても携帯には繋がらず、悪い方向にばかり考えてしまう時田とすばる。雨の中、傘もささずにずぶ濡れになり、泣きながら山の中を探すすばる。
しかしそこに、あっけにとられた様子のトモと遭遇します。トモは雨宿り後、傘を借りて宿に帰るところでした。
みんなが心配してくれて、勝手に気まずい思いをしていたすばるが泣きながら抱きついてきたことで、すばるの優しさが痛いほど伝わってきたのでした。
和久井とデートの約束をしていた日の朝、すばるは熱を出してしまいます。家族は皆用事で出かけ、ひとり寝ていると入谷がお見舞いにやってきます。差し入れを渡し、台所でおかゆを作ってくれる入谷の姿にすばるは感動するのでした。
風邪も治り、部活で遅くなった帰り道、すばるとトモの目の前に現れたのは、最近よく出没するという噂の痴漢。
気付いた和久井が捕まえようとしますが、取り逃がしてしまいます。そこで、男子が女装して痴漢を捕まえようという作戦に打って出ることに。
自分のキャラではないのに、すばるのために女装に嫌々ながらも応じた入谷。和久井に負けじと対抗するのでした。痴漢は、勝手に女装した時田により無事捕まり、一件落着したのでした。
「うそカノ」6巻の感想
トモの、心にずっと秘めてきた和久井への想いが、遂に表に出てきましたね。自分の気持ちを胸の奥に秘め、大好きな姉すばると和久井が付き合うことを本当に願っていた思いに嘘はないと思います。
難しいですよね、こういう思いは。正解というものが無い分、迷ったり悩んだり。トモの青春の悩みは、どこが出口なのでしょうね。それを支えながら、トモを想い続ける時田。トモの笑顔のためにはどんなことでもする時田ですね。
どんなに辛く当たられても、まっすぐにトモだけを応援し続ける姿に胸打たれます。
和久井も、入谷がどんなにすばるを想っているかを知り、高い高い壁にぶち当たってるようですね。それぞれの想いが入り乱れる様子が、キュンキュン度合いを増してます。
和久井、トモ、時田という3人の関係も気になる今後です。
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