「最強の強さ」を身につけるために大切なことは何だと思いますか?
「ワンパンマン」2巻ではあらゆる敵を一撃で倒す最強の男サイタマの強さの秘訣が明らかになります。それはとてもハードなものですが、決して真似できない非現実的なものではありませんでした。
あなたがもし強さを望んでいるなら、今日から彼に倣った生活にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
「ワンパンマン」2巻のあらすじ
「進化の家」は人類という種の人工的進化を企む1人の天才科学者と、その科学者のクローン達の研究施設です。進化の家の試作品であるモスキート娘を一撃で倒したことから、天才科学者は人類を超越した肉体を持つサイタマに興味を持ちます。サイタマは刺客として送り込まれたNo.2獣王を含む精鋭戦力達を全滅させ、ジェノスと共に進化の家へ攻め込みます。
進化の家でサイタマ達を待ち受けるのは、彼らの最強戦力である史上最凶の悪魔「阿修羅カブト」です。阿修羅カブトは進化の家が求めた人工進化最終形態の怪物で、知能も肉体レベルも人間とは比べ物にならない圧倒的な性能を持ちます。全力のジェノスでも全く歯が立たず、阿修羅カブトに傷一つつけることができません。
さらに阿修羅モードとなり理性が吹き飛んで闘争本能が剥き出しとなった阿修羅カブトでさえも、サイタマは一撃で倒します。
サイタマの強さの秘訣が明らかになる
サイタマはハードなトレーニングを3年間毎日続けることでその強さを手に入れました。トレーニングの内容は、腕立て伏せ100回・上体起こし100回・スクワット100回・ランニング10kmです。さらに一日三食きちんと食べ、精神を鍛えるため夏も冬もエアコンを使用しませんでした。毎日トレーニングを続けた一年半後、サイタマはハゲて強くなりました。
ハゲるくらい死に物狂いで己を鍛えこむことが、強くなる唯一の方法です。新人類も進化も必要なく、自分で変われるのが人間の強さなのです。
しかし、そんな最強のヒーローであるサイタマでもある重大な問題を抱えていました。それは「知名度が低い」ことです。サイタマは趣味でヒーローを始めて既に3年たち、これまでに数々の怪人やテロリスト、悪の軍団などを倒しきました。他のどのヒーローよりも活躍してきたはずなのにファンもおらず、果てには「お前など知らん」と言われる始末です。
サイタマが無名の理由は「ヒーロー名簿」に登録していないためでした。世間一般でいうヒーローは、この名簿に登録された職業としてヒーローであるプロヒーローの事であり、個人で活動している自称ヒーローは妄言を吐く変態としか認識されません。協会で体力テストや正義感テストを受け、一定の水準を越えれば正式にヒーローを名乗ることを許されてヒーロー名簿に登録されます。
サイタマはジェノスを誘い、一緒にヒーロー名簿に登録しに行きます。
「ワンパンマン」2巻の感想
少し天然なところはありますがクールかつ熱血で物知りなジェノスと、最強の強さを持ちながらもゆるく世間の情報に疎いサイタマがとても良いコンビです。二人の会話がボケとツッコミをテンポよく重ねてくれるので、読んでいて思わず笑ってしまいます。
また、今巻で明らかになったサイタマのトレーニング内容が予想以上に現実的で面白かったです。確かに大事なのは毎日の継続と自分で自分を追い込み、己の限界を越えることだと納得はしましたが、それにしてもサイタマの強さは異常ですね。果たして弟子となったジェノスの修行はどうなるのでしょうか。
2巻にわたりサイタマの強さが十分明らかになったところで、物語は趣味ヒーローからプロヒーローへの転向という新たな展開を迎えます。サイタマとジェノスは無事にプロヒーローになれるのでしょうか、そしてプロヒーローとはいったいどのような仕組みなのでしょうか。次巻も楽しみです。
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