ついに来た合唱コンクール。来襲するパペット、迎え撃つガーディアンズ達。バジリコは、のばらを守るために全力を尽くし、試練を経て、バジリコとのばらの絆が深まります。
また、五月とフェンネルのコンビにも、波乱の展開がやってきます。そして五月を助けようとするはっかに、大きな異変が起こり――!?
「きぐるみ防衛隊」3巻のあらすじ
合唱コンクール当日、のばらの友人達はコンクールを無断で欠席しました。コンクールが終わり、現われるのばらの友人達。のばらの調子を崩す所が見たかったという彼女たちに、のばらはショックを受けます。
そこに予告通り、パペットのラベンダーがハートを奪いにやってきました。のばらはパートナーであるバジリコとラベンダーを撃退に行きますが、衝撃の事実を知ってしまいます。のばらの友人達は、もうシェルからパペットへと変化してしまっていたのです。
バジリコはパペットを倒そうとしますが、のばらは元友人達に攻撃する事が出来ません。バジリコはのばらを気絶させ、ひとりでラベンダーを返り討ちにします。ラベンダーから取り戻したハートを部員達に戻すのばらは、友人達を思い出して涙します。パペット達はラベンダーが連れて行ってしまいました。
バジリコを着ぐるみに戻すため、キスをして、恒例の平手をくらわせるのばらには、いつもの勢いがありません。後日、部室でのばらは涙を浮かべて笑います。その手には、パペットになった友人達のハートがありました。
落ち込んでいるだろうのばらを元気づけるため、はっかはガーディアンズとジンジャー達と共にデートに出かけます。会長も合流し、バッティングセンターで遊ぶ彼らは、つかの間の平和を楽しみます。
五月はバッティングセンターは初めてでした。複雑な家庭環境と、学校での孤立のために経験した事がなかったのです。殆ど一人暮らしのような環境で、家事は家事代行の女性が行っています。家事代行の香理は、五月を仲間と呼び、気さくな女性でした。
しかし、彼女の異変に五月はパペットの関与を疑います。
五月そっくりになった香理は、やはりシェルになっていました。香理はフェンネルを好きでしたが、五月が大切だからと振られ、そこをパペットに狙われたのです。五月は香理を助けようとしますが、ハートをパペットに持って行かれてしまいます。絶望した五月の感情に感化するはっか。
はっかと五月の慟哭と共に、はっかがいた場所に謎の少女が現われます。ロディオラ様、そう呼ばれた少女は何者なのでしょうか――?
「きぐるみ防衛隊」3巻のネタバレ
ネタバレです。シェルは、パペットになると元の人間には戻れません。そして、人間であった頃の一切の痕跡は消され、忘れられてしまいます。
また、はっかは人の気持ちに感化できる能力を持っています。はっかが五月に感化した時、光と共にはっかがいた場所に謎の少女ロディオラが現われました。これははっかが変身したものなのか、それとも全くの別人か? 彼女を見るジンジャーの悲痛な表情は、何を意味するのでしょうか?
「きぐるみ防衛隊」3巻のまとめ
今巻では、のばらとバジリコ、五月とフェンネルにスポットライトが当てられます。
ツンデレで実は情が深いのばらと、直情径行でのばら大好きなバジリコが心を通わせ、お互いの素顔を見せ合います。のばらしか興味がない、というバジリコのセリフは女子には萌えポイントではないでしょうか?
そして、五月とフェンネルのコンビですが、一見、保護者と少年、というように見えますが、2人のキスシーンは若干BL風味が漂っています。さらに主従関係もかもし出し、色々な意味でギリギリのこのコンビは、倒錯的な雰囲気がお好きなら、ご覧になって損はないと思います。
謎が謎をよぶ第3巻、続巻が大変待ち遠しいです。
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