片思いしていた入谷のうそカノから本物の彼女に昇格したすばる。でも、初めてできた彼氏に、いったい何をどうすればカップルらしいのかがいまだにわかりません。
大好きな入谷のために、日々奮闘するすばるです。
「うそカノ」2巻のあらすじ
うそカノから本物の彼女になれて喜んでいるすばるに、和久井は不信感を露わにします。すばるを想い続けてきた和久井は、入谷の本心がどうなのか疑問に思っているのです。
クラスメイトにけしかけられ、通りかかった入谷を呼び止めるすばるですが、周囲が騒ぐ様子に入谷は機嫌を損ね、二度とみんなの前で呼び止めるなと言われるのでした。
「うそカノ」2巻のネタバレ
入谷の冷たい態度に、以前から交際に反対していたすばるの妹トモは、更に入谷に不信感を抱きます。すばるのことが大好きなトモは、遊び半分で始まった交際に否定的で、どうにか二人の仲を壊そうと思っているのです。
体育祭当日。各クラスお揃いの衣装を身にまとう決まりですが、すばるのクラスの女子は、男子のジャージでの応援です。和久井のジャージを着ているすばるを見て、入谷は自分のジャージを差し出すのでした。
100m走で和久井と同じ組になった入谷。俊足の和久井にすばるを賭けた戦いを挑まれ、ガラにもなく本気で走る入谷に周囲も驚きを隠せません。和久井も、入谷のそんな姿を意外に思うのでした。
すばるの障害物競走。紙に書いてあったのは「彼氏」。みんなの前で冷やかされるのを極端に嫌う入谷を思って、すばるは救済措置として待機している先生に頼もうとします。
しかし、困っているすばるを見て、入谷は全校生徒が注目する中、すばるのもとへ駆けつけるのでした。
仲間で海へ遊びに行った際、和久井が本気ですばるを好きなことを知った入谷。幼馴染の和久井にライバル意識が芽生え始めます。自分のことをもっと知ろうとしてくれている姿に、すばるももっと入谷を知りたいと思うのでした。
ある日入谷は、すばるが思いもよらなかったことを言い出します。すばるは、1年生の夏に、倒れて保健室で休んでいたときに入谷を初めて見かけ恋に落ちたのでしたが、入谷は、もっと前、春にはすばるのことを知っていたと告げます。
泣きたいほど嬉しいすばるでした。
熱を出し、寝込んでいるであろう入谷の元を訪問したすばる。そこには隣家に住む植村先生の姿がありました。ふいに、植村を名前で呼んでしまった入谷に、すばるは胸を痛めます。
感想
恋愛表現が苦手な入谷が、頑張って自分なりにすばるに気に入られようとしている姿がいいですね。ちょっとズレているところはあっても、それを正面から素直にうけとめるすばるがとても可愛らしいです。
入谷も、植村先生のことはもう過去の想いとなっていますが、すばるが不安に思っていることもじゅうぶんに伝わっているようですね。つたない言葉で説明しながらも、けなげに振る舞うすばるの姿に入谷がどんどん惹かれていっているのがわかります。
そしてそばでずっと二人を見ている和久井。和久井の片思いはどんどん深みにはまっていっているようですね。ふたりの恋を壊すことも応援することもできない和久井、どうやら本人もどうしたいのか悩んでいる様子。
和久井が行動を起こすときは、波乱の予感ですね。
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