小説などがその世界観を描くのはかなり難しいです。複雑な状況を絵にするのは大きな空想力がいりますし、かなりの技術で描かれてないとその世界観は表現できません。しかしこの「盾の勇者の成り上がり」は小説でもおもしろく漫画にしても遜色ない出来です。そんな盾の勇者の成り上がりを見ていきたいと思います。
盾の勇者の成り上がりのあらすじ
オタクな大学生岩谷尚文。彼は今日も図書館で本を探していた。その時手にした「四聖武器書」を手にする。その時いきなりその本に引き込まれていきます。そして突然彼は王国の待合所のような所に落ちていきます。
そしてそれと同時に他の3人の勇者が召喚されます。その他はクールな高校生天木錬(剣)、イケメンで軽そうな北村元康(槍)、大人しい高校生川澄樹(弓)、そして盾の勇者岩谷。その4人はメロマルクを救う為に呼び出されました。
彼等はこの国を救う為にゲーム形式で仲間を見つけ旅に出るのですが、他の3人は仲間が現れるのですが、岩谷には誰もつかずマイン・スフィアという癖のありそうな女性が仲間になります。
そして岩谷は彼女を連れ武器商の所に行きますが、実は彼は盾以外の武器は身に付ける事は出来ないのです。落ち込む彼をマインは励まし彼女を信用してレベルを上げる為にオレンジバルーンを倒します。少しだけど経験値が上がる岩谷とそれを喜ぶマイン。二人はその後食事をとり次なる旅の為に休息します。しかしこの後とんでもない災難が岩谷に降りかかります。
勇者はどこ行くのか?
ネタバレです。岩谷はオタクで勇者には程遠い人間です。単なるオタクであったのに他の4人と一緒に召喚され戸惑いながらも盾の勇者となります。しかし何があったのか盾の勇者は不人気でした。その事が分かったのは仲間集めの時でした。誰もつかず唯1人ついたマインは曲者で、休息中に荷物を取り更に襲われたと言い始めます。王の前に連れて行かれ断罪される岩谷。マインは嘘泣きでさらに彼を追い詰めます。
断罪され普通は死刑の所を役目を果たす(この国を救う)という事でした。変える術もなく城の外を歩くも噂は広がり姿もやつれた彼に更に罵声が飛び交います。自暴自棄になった岩谷は暴れるも解決にはなりません。そして彼は先ほどの武器商に会いマントを出世払いでもらいます。
しかしそれで旅が続けられる訳もなく当てもなく歩いていると怪しい商人に呼び止められます。彼は仲間を売るというのだ。もっと正確に言えば奴隷商であり彼に奴隷を売りつけようとしていたのでした。
どうでも良くなっていた彼はその誘いに乗り彼の案内するまま奴隷のいる場所へと行くと、そこには人ではない亜人(人とは異なる物を持つ人)と呼ばれる者や獣人(獣のような人)だけがいました。そこで彼は病弱な女の亜人を買うのでした。彼女の名前はラフタリア。これから二人の旅が続きます。
感想
岩谷は突然異世界に召喚され訳が分からないまま盾の勇者と言う外れくじを引かされ、更にマインには裏切られ救ってくれと言われた国にも国民にも裏切られと言い事は全くないまま物語は進みます。そして自暴自棄の状態で病弱な奴隷亜人ラフタリアを買ったのもマインへの憎しみだけで性別が一緒という事だけで彼女を連れて行きます。
この話は同名小説の漫画版で小説が人気があったのですが、更に漫画でも人気が出ました。小説と比べ若干描写が違う部分や小説で長く情景描写をしている場面も漫画では軽く通っていくなど少し展開は違いますが、漫画版にした事により直接的に物語を受け入れられます。
小説では空想上でのキャラ描写も漫画化する事でより分かりやすくなり細かい心理描写も画像になるともっと分かりやすいと思えます。物語は当然面白いので今後比較しながら漫画と小説を読んでいくとより一層物語を楽しめると思います。
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