ネット漫画アプリ「pixiv」掲載作品、「恋と呼ぶには気持ち悪い」。
気持ち悪い恋・・・なんだそれは!と手に取ってしまうタイトルですよね。笑いあり、涙・・・はどうかわかりませんが、爽快な恋愛ストーリーです。
「恋と呼ぶには気持ち悪い」1巻のあらすじ
通勤通学、朝のラッシュアワー時間帯の駅の構内。前の晩、徹夜で女性の相手をしていたサラリーマンは、寝不足から階段上で倒れそうになります。そのサラリーマンの襟元を、傘の柄で引っ掛け、落ちるところを食い止めた女子高生。
初対面の二人ですが、体調の悪そうなサラリーマンに、女子高生は自分のお弁当を差し出し、走り去るのでした。
仕事が終わり帰宅したサラリーマン。自宅帰ると、そこには今朝の女子高生の姿がありました。妹理緒の友達だったのです。
「恋と呼ぶには気持ち悪い」1巻のネタバレ
サラリーマンの名前は天草亮。顔良し頭良し給料良しスタイル良しの課長代理です。会社内の女子から一番人気で独身。優良物件というやつです。
自分に自信のある亮は、先日のお礼にと、女子高生一花にキスをしようと迫ります。嫌がられた亮はそれならとデートに誘います。お礼が亮自身の行動であることに嫌悪感を覚えた一花は、つい「気持ち悪い」と口を滑らせてしまうのでした。
今まで女性から冷たい言葉など浴びせられたことのなかった亮は、その一言が亮の恋心を動かしたのです。
それからというもの、一花という名前通りに毎日1輪ずつ花を送り続け、愛の言葉を囁く亮に、一花は心底ウンザリしてしまいます。しかし、迷惑になろうがどう思われようが、自分が一花を好きだからやり続けると断言する亮でした。
ある夜、友人の益田と飲みに出かけた亮。益田は、噂で亮が女子高生に熱を上げていることを聞いていてからかってきます。しかし、出会いから今までの話を聞いた益田に、今まで遊んできた女に通用してきたことが通用しない一花だから好きになったのだと言われ、
亮の片思いは加速していくのでした。
亮と理緒の兄妹は、年齢も離れていることもあり、あまり仲が良かったとはいえませんでしたが、亮の恋により、話す機会も増え、遠い存在だった亮が身近に感じられるようになった理緒は、次第に二人の応援をしていくのです。
亮からの日々のアプローチも慣れた頃、高校の文化祭に亮と益田が訪れます。
階段を踏み外し危うく落ちそうになった一花を受け止めた亮。
落ちなくてよかったと笑顔を向けますが、一花はその時の亮から漂う香水に大人の男性を感じるのでした。
感想
亮のドMっぷりが痛快ですね。何を言われても何をされてもメゲない。それどころか快感になってさらにグレードアップしてくるあたりが痛快です。嫌よ嫌よもナントカ・・とはよく言ったもので、嫌みなく明るいストーカー状態の亮を見る一花の目が変わっていきましたね。
どこにでもいる平凡な女子高生が、イケメンエリートサラリーマンに、本気の恋をされてしまうという物語。遊びまくっていた亮が、どんどん一花への想いを募らせ、そして一花もほんの少しずつ嫌の気持ちが薄らいでいったら・・・
この先、亮のストーカーぶりはエスカレートするのか、一花はどう対処していくのか、展開が楽しみですね。
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