現代版シンデレラストーリー!?
いいえ、彼らは父娘です。
大財閥の跡取りである若きスーパーエリートと、彼の養女になった健気で天涯孤独の少女。
ちぐはぐな2人の、ときめきあふれる家族ごっこが始まります!
「ふつつかな父娘ではありますが」1巻のあらすじ
15歳の穂積苗は、両親に先立たれ遠い親戚の家で働いています。居候扱いで居心地はいいとは言えませんが、お人よしの苗はお世話になっていることに感謝し、お年寄りを助けたりしながら、毎日明るく働いています。
そんな彼女がある日、目を覚ますと、そこは見知らぬ家でした。驚愕する彼女の目の前に、以前、苗が助けた老人が現れます。
なんとその老人は大企業の桐生グループ総帥で、自分の全財産を譲るため、自分の孫息子の桐生馨と苗を、養子縁組したと言い放ちます。
桐生グループの跡取りであり、若き有名実業家の馨は、養子縁組に反発を感じていますが、祖父の意向に沿うことで独立資金が手に入ると割り切り、さらにその事を苗に言ってしまいます。
ぎくしゃくする2人ですが、お互いの考えや性格を知るにつれ、だんだん絆は深まっていきます。
さらに、苗の高校に転校してきた少年、ミライ・アルジェントが苗に急接近して、馨の気持ちにも変化が現れーー!?
「ふつつかな父娘ではありますが」1巻のネタバレ
ネタバレです。馨の両親は馨が幼い頃に亡くなっています。そして桐生グループの総帥である祖父が亡くなれば、馨がグループの跡継ぎになる話も白紙に戻るため、グループの実権を欲する親族は、馨の祖父の死を待ち望んでいます。
孤立無縁な状況で、馨は人間味を失っていきました。
馨の祖父はそんな彼を心配し、苗といることで良い方向に変わっていく孫を、嬉しく思いながら見守っています。また、苗に近づく少年ミライは、桐生グループの対抗勢力である玖瀬財閥との関係が漂い、何らかの意図があって2人に近づいているように見えます。
敵ばかりの人間関係の中、馨は苗をそんな争いから遠ざけたいと思い、苗を守ろうとしています。彼の真意を知り、思っていることを全部ぶつけてほしいと馨に訴える苗。
苗の腕の中で涙を見せる馨は、2人の関係の大きな転機をうかがわせます。
「ふつつかな父娘ではありますが」1巻の感想
イケメン御曹司と、健気な女子高生のシンデレラストーリーかと思いきや、いきなり2人は祖父によって養子縁組を結ばれてしまいます。
世間的には親子となった2人が、今後どのような関係になっていくのか?それが読者が一番気になることであり、この漫画の要となるところであると思います。
また、2人の間に嵐を起こす、イタリアからやってきた転校生、ミライ・アルジェントの存在も見逃せません。
苗を犬呼ばわりし、かまい倒すミライですが、何やら思惑のある様子が見え隠れし、さらに財界人が集うとおぼしき馨の祖父の誕生記念パーティーにも参加していた謎多き少年です。
親子として同居生活を続ける内に、馨と苗は徐々に心が通いはじめていきます。本物の親子以上と言われるようになった彼らの絆は、今後どうなるのでしょうか?
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