恋なんてワードがタイトルに入ってると、ついつい手に取ってしまいますよね。恋愛真っ只中の方も、フリーの方も、きっかけは転がっている!そう思わせる作品です。
失恋は、次の恋のスタートラインなんですよね。恋することが素敵に思えるお話です。
「彼と恋なんて」1巻のあらすじ
花屋に勤めるミク、25歳。勤務する花屋の店長と付き合って2年。幸せな毎日を送っていた・・・はずが、ある日同僚と彼がキスしているところを目撃してしまいます。
彼の裏切りにショックを受けたミクは、電話1本で退職を告げ、目に留まったイケメン男性を初ナンパします。そのままホテルに行ったものの、途端に怖くなり逃げ出すミクですが、たまたま友人と行った店でその彼と再会します。
彼の名は光。その店のスタッフでした。
光に、お試しで付き合ってみようと言われたミク。初デートで公園のボートに乗ります。そこで、ボートから落ちそうになったミクを助け、代わりに池に落ちてしまった光。
しかし、落ちながらも何ということはなかったかのように笑っている光の笑顔に、ミクは心動かされるのでした。
「彼と恋なんて」1巻のネタバレ
光の店でパーティー用のフラワーアレンジメントが店員の不注意により倒れてしまいます。そこに居合わせたミクは、光に頼まれ直すことになります。
大掛かりなフラワーアレンジメントは未経験で尻込みするミクでしたが、困っている店員たちを前に断り切れず、取り掛かります。無事直しきり、花屋に勤めた時間も無駄ではなかったと思うのでした。
その後、ホールスタッフを募集していたことから、ミクは光と同じ店で働くことになりました。
光と立ち話をしていたら、ひとりの女の子が現れます。隣の雀荘の娘、初です。とても可愛らしい20歳の初は、長い間光に片思い中でした。
初がサクラとして参加する街コンに誘われたミク。初の友人の代役として参加することになりました。そこで知り合った優し気な男性と親しくなりますが、この男もまた彼女がいながらほかの女と遊ぼうとしていたことを知ります。
すっかり男性不信になってしまったミク。しかし、光に本気で男に惚れたことがないんじゃないかと言われ、動揺するのです。そして、自分にも過去一人だけ、本気で好きになった人がいると言った光の一言が気になってしまうのでした。
次第に光に惹かれていく自分に気付くミク。この気持ちを進めていいのかどうか迷います。
感想
恋の始まりはどこに転がっているかわからない、それを実感させてくれますね。
ひとつの恋が終わると、もう恋なんて・・・とか、もうあんなに誰かを好きになるなんて・・・とか思いがちですが、必ず次の恋はやってくるし、人間立ち止まりっぱなしということはないんですよね。
二股かけられ、次は誠実で優しい男性を求めようとしたでしょうけれど、考えることと本能は別ですよね。
光が気になりだしても、自制しようとするミクですが、気になりだした時点で恋は動いていますよね。
冷たかったり優しかったり、そんな光に振り回されながらもどんどん惹かれるミク。彼女の新しい恋のスタートですね。ミクの恋を応援したい気持ちでいっぱいです。
この記事へのコメントはありません。