以前の記事でもご紹介しましたが、韓国の企業NEVER社が提供する「XOY（ジョイ）」は、かなり満足度の高い漫画アプリです。
完全無料、しかもここでしか読めない韓国マンガが多数あるという、マンガ好きにはぜひお試しいただきたいアプリ「XOY（ジョイ）」を、皆様にご紹介したいと思います。
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１）外見至上主義
広告で見た方もいらっしゃるのではないでしょうか。この「外見至上主義」はXOYの一番人気、看板漫画ともいえる作品です。
デブで不細工なため、ひどいいじめを受けていた蛍介は、いじめから逃げ出すべく定員割れの実業高校に入学を決めます。そこで人生をやり直そうとした蛍介でしたが、イメチェンの勢いで調子に乗り、ボコボコにやられてしまいます。
情けなさと孤独感で泣き寝入った蛍介は、目を覚ますと自分がびっくりするほどのイケメンに変身していることに気がつきます。事態を把握できないまま、布団の上を見れば、そこには今までの不細工な自分が眠っていました。
蛍介は体が美形と不細工の二つに分かれ、一方の体が起きているときはもう一方が眠っていて、意識は常に起きている方の体に宿っているということに気がつきました。
しかも、一つの体で我慢して起きていても、限界が来ると眠ってしまい、その結果もう一つの体にも負担がかかってきてしまうのです。
二つの体を交互で使い分け、蛍介はイケメンとして新しい学校で新生活を始めますが——？
この外見至上主義は、整形が盛んだという韓国の風潮を反映してか、不細工とイケメンの人生の差がはっきりしています。そこに不細工いじめられっこのサクセスストーリーとしての爽快感があるのですが、それだけではない親子の絆や、新しい生活で見つけた友情、そして不細工な方の蛍介の成長など、読み応えのある山あり谷ありの展開に引き込まれること間違いなしです。
２）ノブレス
謎の美形転校生と出会ってしまった男子高校生の田代。何もしゃべらず、正体不明の彼は、820年の眠りから覚めた吸血鬼だったのです。吸血鬼ライは、忠実な僕であるフランケンシュタインが理事長である高校で学園生活を送りますが、そんなライのもとに忍び寄る不穏な吸血鬼達の影が——？
大人気漫画「ノブレス」は、例えていうならば、ガンガンやコミックジーンで連載をされていそうな雰囲気のある、王道ファンタジー漫画です。
吸血鬼が主人公なので、グロありのシリアス展開で進んでいくかと思いきや、時折挟まれるシュールな笑いのシーンもあり、三百話を超える大長編にもかかわらず、読者を飽きさせません。
また、主人公のライをはじめとして、登場人物は美形揃い。
アクションあり、笑いもありのノブレスは、強くてもどこかとぼけた雰囲気のキャラクターがいい味をだしています
現在双葉社からも日本語訳のコミックスが出ており、YouTubeでもダイジェストのアニメも公開されていますが、まずはお試しに全話無料のXOYをご覧になることをおすすめします。
３）神之塔
昼に青い空、夜には星の光が見られる外の世界を求め、塔へ行ってしまった少女、ラヘルをおいかけて、少年、夜は意思を持つ武器、黒の三月を持ち異能の人間のはびこる塔で戦い抜いていく——。
ノブレスと同じくファンタジー漫画の神之塔は、独特の世界観が魅力のハイファンタジーです。
塔から選ばれない「非選別者」として塔へ侵入した夜。非選別者は皆桁外れに強く、波乱を巻き起こすため塔の住人には嫌われているが、普通の人間にしか見えない夜が非選別者として塔に入れた理由は何なのか。そして、塔とはいったい何のために存在しているのか。
自分の求めるもののため、必死にもがく少年、夜は果たしてラヘルと再会することができるのでしょうか？
専門用語が多いため、初見殺しではあるのですが、ハイファンタジーがお好きならぜひ一度読んでいただきたい完成度の高いストーリーです。
４）チーズ・イン・ザ・トラップ
韓国でドラマ化もされた「チーズ・イン・ザ・トラップ」は、ストーリー、キャラクター、どれも魅力的な、大学を舞台にしたラブストーリーです。
韓国の漫画のため、元は韓国が舞台でしたが、翻訳した際に登場人物も舞台もすべて日本に置き換わっているため、徴兵が留学などに変更されているのですが、おおむね違和感はありません。日本の漫画のような感覚で読むことができます。
苦学生の雪は、学費のために大学を休学することを決心しますが、彼女が休学をするのは他にも理由がありました。学年一位の青田淳がいるため、狙っている奨学金をとれる見込みがないこと、そして彼女はすべてにおいて完璧な青田が嫌いだったのです。
その理由は、ふとしたことで青田の二面性に勘づいてしまったことがきっかけでした。
青田への苦手意識を消すことができない雪でしたが、裏腹に青田はどんどん雪に接近してきて——？
腹黒、ヤンデレなどの属性に弱い方には一も二もなくおすすめしたいのですが、この漫画はそれだけでなく、家族の問題や大学という特殊な空間での青春の悩み、将来と恋愛に悩み揺れ動く若者達の群像劇としても読み応えがあって面白いです。
コミックス化をしたら売れる漫画だと思うのですが、日本でまだコミックス化がされていないのが、非常にもったいない作品だと思います。
５）バスタード
「XOY」には人気の高いホラーやサスペンスも多いのですが、その中でもこの「バスタード」は「俺のウチには殺人鬼が住んでいる」という非常にショッキングなキャッチコピーを掲げたサスペンスホラーです。
街を騒がせる女性の連続失踪事件のニュースを家庭教師の女性と眺めていた少年、圭。彼は大きな秘密を抱えていました。圭はどこからどう見ても良い人である父と二人暮らし。
出張の挨拶を家庭教師と交わす父を、圭は無表情に見つめます。
そして、家庭教師と二人きりになった家の中、圭は隠されていたハンマーを手に取るのでした——。
これ以上は何を言ってもネタバレになりそうなので控えますが「このマンガには過激な表現や刺激的な描写が含まれております。心臓の弱い方はご注意下さい」の注意書きはダテではありません。
自分の置かれた環境で生きざるを得なかった少年と、少年がはじめて守りたいと思った少女、この王道のボーイミーツガールが、連続の鬱展開の中でつぶされずに最後まで輝いていてくれればと思います。
まとめ
韓国の漫画ということで、話に入り込めなかったり、共感しづらいのでは、と思っていらっしゃる方もいるかもしれませんが、登場人物や舞台を日本に設定している漫画が多いため、ほぼそういう違和感は感じません。
また、服装や町並みなどの絵も、日本のものとほとんど変わらず、舞台設定の変更による違和感も感じずにすいすい読み進められるのもとっつきやすさの理由の一つになっていると思います。
そして、何より日本の漫画より起承転結のはっきりしたカタルシスのあるドラマは、ハマる方は本当にハマる魅力があると思います。
XOYは韓国の漫画アプリですが、韓国マンガだけではなく、「彼女たちは語らない」「まるとしっぽ」など面白い日本のマンガも多く連載されています。
何よりすべて無料で読むことができ、毎日サイトが更新されていくというのが嬉しいですね。「XOY（ジョイ）」をまだお試しでない方は、ぜひチェックしてみていただきたいイチオシ漫画アプリです。
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