漫画を読むための電子書籍リーダーは数ありますが、どれもそれぞれに個性を持っています。
画面が大きいもの、防水機能付きなど、機能は様々ですが、今回は、各人気電子書籍リーダーを比較し、その中でも特に漫画を読むのにオススメの電子書籍リーダーをみなさまにご紹介したいと思います。
電子書籍リーダーを選ぶポイント
電子書籍リーダーは進化をとげ、内蔵ライトも内蔵辞書も、当たり前のように搭載されるようになってきました。重量はおおよそ200グラム前後、画面の大きさはほぼ文庫本サイズ、ストレージは4ギガからが標準になってきているので、旅行や外出にも、文庫本感覚で何十冊分のコミックを持ち運ぶことが可能です。
入門機でも必要十分な機能は備えているのですが、電子書籍リーダーを愛用するマンガ好きの方には、必ずぶちあたる問題というものが出てきます。
それは、画像があるゆえに容量がすぐにいっぱいになってしまうこと。
長編のマンガなどを購入してしまうとあっという間に空き容量がなくなってしまいます。
そのため、特にマンガを買われる方は容量、そして風呂や外へ持ち運ぶ機会の多い方は、防水機能付きであるかどうかをチェックするのがポイントです。
Kindleシリーズ
Kindle
まずは、電子書籍リーダーの雄、AmazonのKindleを紹介します。最も売れている電子書籍リーダーと豪語するだけはあり、無料の辞書、簡易翻訳、英単語の同異義語表示など、機能も充実しています。
マンガがもっと読みやすくなったとAmazonが太鼓判を押すとおり、「快速ページターン」でマンガのページめくりのスピードが33%アップし、「連続ページターン」機能で、ページが高速で切り替わるので、お気に入りシーンまで飛ばし読みが可能というのは嬉しいですね。
現在出ているラインナップは五種類ですが、その中でも売れているものは、やはり基本の、最もベーシックな「Kindle」です。
Amazonで8,980円(2017年10月現在)のキャンペーン情報付きモデルと、10,980円(2017年10月現在)のキャンペーン情報のつかないモデルがあります。キャンペーン情報とは、Kindle月替わりセールなどのお得な情報や、おすすめの商品など。
ロック画面やライブラリ下部に表示され、読書中には一切表示されないそうなので、このあたりは予算と好みでお選びください。
前世代のKindleより11%薄く、16%軽い、161グラムというコンパクト仕様なので、持ち運びも楽々。バッテリーは一日30分使用で数週間持つそうなので、長旅での読書などに最適です。4ギガのストレージに、お気に入りの本をつめてお出かけください。
Kindle Paperwhite
そして、Kindleの上位機種として一番人気なのは、「Kindle Paperwhite」です。
Kindleとの違いは、解像度と、内蔵ライトがあること、そして接続がWi-FiだけではなくWi-Fi + 無料3Gの選択ができることです。
価格はAmazonでキャンペーン情報付きモデルが14,280円(2017年10月現在)から。
解像度は、Kindleの解像度が167 ppiであることに対して、Kindle Paperwhiteは300 ppi。文字がよりはっきり綺麗に読めるようになりました。
そして、内蔵ライトは目が疲れにくいようにディスプレイの表面を照らす方式。おやすみ前や暗い場所での読書も、快適です。
選択できるWi-Fi + 無料3Gのモデルは、インターネット環境がない場所でも、Amazonが3G回線料金を負担しているため無料でコンテンツのダウンロードができます。しかし、コミックなど一部の大容量コンテンツのダウンロードができない場合がありますので、利用規約などをご確認の上、お選びください。
Kindle Paperwhite 32GB マンガモデル
マンガ好きにぴったりといううたい文句をひっさげたこの「Kindle Paperwhite 32GB マンガモデル」は、そのフレーズの通り、マンガ好きには嬉しい従来の八倍の32ギガという大容量。
電子コミックは何かと容量を食いがちですが、公式サイトによればマンガなら約700冊、書籍なら数千冊保存できるそうなので、空き容量を気にすることもなく、お気に入りのマンガをどんどん入れてしまってください。
マンガモデルの最大の特徴はこの大容量のストレージであり、他にこの容量を選べるのは防水機能のついたKindle最上位機種のKindle Oasisのみですが、こちらは値段が倍以上変わってきてしまうため、マンガを読むというのなら、機能とコストパフォーマンスに優れたモデルであると言えます。
「Kindle Paperwhite」「Kindle Paperwhite 32GB マンガモデル」も割安なキャンペーン情報付きモデルと、キャンペーン情報のつかないモデルがありますので、お好みでお選びください。
楽天Koboシリーズ
Kobo aura
「Kobo aura」シリーズは、楽天の「楽天Kobo」の電子書籍リーダーです。四種類ある中の一番ベーシックな機能を備えた入門機「Kobo aura」は、フロントライトを備え、容量は4ギガ、解像度は212 ppiで、バッテリーは一日30分使用した場合は数週間持つという、必要にして十分なスペックを備えています。
Kindleと同じく、無料辞書も内蔵されているので、わからない英単語や熟語なども、簡単に調べることができます。
Kindleの入門機と比べてしまうと、価格はやや高めですが、Kindle入門機にはない内蔵ライトが、搭載されているのはポイントが高いです。また自分好みで選べる3色のカバーなど、細かいアクセサリにも気配りがされています。
Kobo aura H2O
そして、Koboシリーズで特にマンガを読むのにおすすめなのは「Kobo aura H2O」です。Kobo auraは入門機以外は防水機能が搭載されているので、お風呂の中や外出先でも、気にせず持ち歩いてゆっくり読書を楽しむことができるのが嬉しいですね。
また、本体の容量はシリーズどれも最大8ギガですが、Kobo aura H2OはマイクロSDカードに対応しているので、最大32ギガ拡張が可能です。
やはり電子コミックを購入していくと、すぐ容量がいっぱいになってしまうので、このように拡張機能があるのはとても魅力です。
まとめ
KindleやKoboなど専用の電子書籍リーダーは、タブレットなどで使用するアプリと違い、白黒というデメリットはありますが、読み心地がかなり紙を読んでいるのに近いので、目に優しく、容量の点でいえば電子書籍リーダーとしてしか使用しないので、タブレットのように他のアプリと容量の兼ね合いに四苦八苦するというようなことはありません。
何より、タブレットよりコンパクトで充電が長持ちするので持ち運びには圧倒的に便利です。
画面の大きさに関しては、Kindleはどれも持ち運びしやすい6インチから7インチの、文庫本サイズほどの大きさです。Koboの最上位機種、「Kobo Aura ONE」は画面サイズが7.8 インチと、電子書籍リーダーの中ではかなり大きいサイズなので、マンガを大きな画面で読みたい方にぴったりです。
そして電子コミックの購入は、容量との戦いになってくるものですが、「Kindle Paperwhite 32GB マンガモデル」や「Kobo aura H2O」のように最初から大容量であったり、拡張機能があれば、憂いなくマンガを買うことができます。
第二の本棚とも言える電子書籍リーダーですが、マンガ好きさんには、上記のふたつを特にオススメします。
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