男性と女性の関係は簡単な様で難しいです。普段の何気ない事が意識のずれで大事になる事があります。ある事に対して男性は凄く考えて、女性はあまり考えていない。そんな事が積もってくると、本当に好きなのだろうかとか、この人は自分の事を考えているのか心配になる事もあるでしょう。
「喰う寝るふたり住むふたり」の“のんちゃん”と“リツコ”も些細な事でずれていきます。それをどうやって修復するのか、二人の視線で見ていきたいと思います。
喰う寝るふたり住むふたり 2巻のあらすじとネタバレ
のんちゃんとリツコは同棲を始めて早8年。そろそろ結婚もという言葉も出てきますが、実際は中々進展しません。そして今日もすれ違いの勘違いで二人の仲に危機が迫ります。
リツコの同僚可愛らしい20歳の女の子森園からリツコはある相談を受けていました。彼氏がセックスをあまりしてくれないという事でした。しかし、その時リツコは自分達の生活を振り返ると、それ以上にしていない事に気付きました。「浮気してるのでは」と森園に言われ、怒る気持ちと羨ましいという気持ちが交錯しました。
そんな思いを親友のニーナ(新沼)に話しているとセックスしたいという妄想で、自分は異常な性欲の持ち主ではと思い始めますが、そんなリツコにニーナは相手が定まって仲良くしたいと言うのは異常ではないと話してくれます。「超不安なんだよ」リツコの偽りのない気持ちでした。
ニーナに酒に酔った勢いでと励まされ、家に帰るものんちゃんに断れて「そんなにしたいの」「そんなにしたくないの」二人の想いはすれ違っていきます。
一方、のんちゃんは自分が性欲が少ない事に悩んでいました。“草食”そんな言葉が思い浮かんできます。会社の上司達が女遊びに行く事にもただ断りを入れるだけでした。そんな中、釣り仲間の翔くんの店に飲みに行った際悩みを打ち明けると「別れる原因がセックスレスとか」という言葉を聞かされ、その言葉が重くのしかかります。
そして、家に帰ってもその事でリツコと気まずい雰囲気が流れます。
このままではいけないとのんちゃんはお店に飛び込むと、コンドームを勢いで買います。そして達成感に満ちていると、上司の小熊と会い、小熊が中々妻がしてくれないと愚痴を聞かされます。そして、のんちゃんも自分の悩みを打ち明けます。言い訳がましいのんちゃんに小熊は「女の人は出来る年数が限られてる」という言葉に衝撃を受けます。そして、もう一度お店に行くと、今度は倍の量のコンドームと交換してもらいました。
そして、家に帰るとリツコに携帯でエッチをしようとメールで送ります。そのメールにリツコも同意して、洋服を脱がせます。そして、新調した下着(タグが付いていた)を見て、リツコの想いを感じます。「限られた時間を一途に自分だけに」小熊の言葉が思い浮かびます。「新しい下着可愛いね」のんちゃんは精一杯の褒め言葉をリツコにあげます。
そして、次の日小熊に無言で成功した事をアピールします。
「私には女としての価値がないのかな」リツコは別れを覚悟していました。すると森園と偶然会います。森園は酷い事を言ったと反省していました。そして、一緒に下着を選びながら森園は“待ってるふりをして仕掛ける”とアドバイスを送ります。
そして、緊張した状態でのんちゃんを待っているリツコ。すると思いがけずのんちゃんからエッチの誘いが来ました。更に新しい下着を褒めてくれました。幸せな気持ちに浸るリツコでした。
そして翌日、リツコが新しい下着を洗濯しようとするとタグが付いている事に気付きました。
“私は食べることが好きだ。料理が好きだ。”リツコは料理を作る事、食べる事を楽しんでいました。今日もネギを使った料理を作っていると、空気を読まないのんちゃんが遊ぼうとすると、冷たく「料理中はほんとやめて」と言い放ち、のんちゃんはシュンとなります。その料理をおいしく食べるのんちゃんを見るのも好きでした。
しかし仕事が忙しくなり、お弁当が多くなると寂しい気持ちになりました。すると、のんちゃんは「明日から俺メシ作るよ」と宣言します。
しかし、出てきた料理は謎の料理でした。あまりの突っ込み所の多さにリツコは閉口してしまいます。一つ一つが気になります。更にたくさんのダメ出しを出すも、のんちゃんは前向きに明日も作ると張り切ります。
そして次の日、明らかに旬の料理人を意識した料理スタイルに嫌な予感がするリツコでしたが、出来上がった料理はおいしい物でした。その理由は簡単に作れる物で料理したからでした。改めて感心するリツコでした。そして手作りの料理の良さを改めて認識するのでした。
“リツコは料理が上手い。シェフ並に上手い。”のんちゃんはリツコの料理の腕に感心していました。料理をしている時でもリツコに相手にして欲しいのですが、台所に立ったリツコは別人でした。しかし、おいしい料理の為に我慢でした。
しかし最近リツコは残業続きでした。のんちゃんは食事が遅くなるのは構わないのですが、リツコが野菜を食べる事が出来ずしおれていく様子を見てのんちゃんはリツコの為に料理をしようと思い立ちます。
とにかく野菜をリツコに食べさせたいと買い物に出ながら、メニューを考えながら自身の一人暮らしの時の料理を思い浮かべていました。そして、のんちゃんが選んだ料理は“パスタ”でした。のんちゃんは上出来と思っていたのでしたが、出てきた料理は最悪でリツコにダメ出しをされます。
しかしここでめげずに、のんちゃんはリツコが苦手な“揚げ物料理”に挑戦します。選んだのはから揚げでした。リツコのダメ出しを遮り、一生懸命料理を作ったのんちゃんはリツコに「おいしい」と言ってもらいましたが、リツコの料理にはまだかなわないと思ったのでした。
“私は子供が嫌いだ”リツコの心の叫びです。事はのんちゃんの妹がホテルのチケットを当てた為に、二人の子供小1のたつきと4才のなつを預かる事になりました。リツコは自分が子供受けしない大人だと自覚していました。
子供の扱いに慣れていないリツコは中々上手く絡むことが出来ませんでしたが、子ども扱いをしないで、一人前の人間として扱う事にして、叱る時は叱るようにすると、二人ともコミュニケーションがとれるようになりました。
そして、ラーメン屋でわがままを言うたつきに料理を大切に扱う事の大事さを教えました。そんなリツコに二人は素直に従います。そして、その夜たつきとなつはリツコとまた会いたいと話したいと一緒に寝ました。
そして、迎えに来たのんちゃんの妹アズサに母親になる自信がないとこぼしますが、アズサは案外大丈夫と励まします。そして、リツコはのんちゃんと子供が戯れる姿を想像するのでした。
“俺はわりと子供が好きです。”のんちゃんは子供が大好きです。子供になつかれ、他人の子供までも可愛い。リツコとは対照的でした。そんな折あずさから二人の子供を預かってほしいと言う頼みを二つ返事で受けました。自分がリードすれば、リツコだって。と言う気持ちでいたのですが、予想以上に手強いでした。
しかし、ラーメン屋でのリツコの対応(子供を納得させて、食事の大事さを教えた)に感心し、更にリツコを見直しました。そして自然と子供達と接するリツコを見て、“理想”と思い、“リツコと子供を作る”そう思うのでした。
のんちゃんとリツコのお気に入りのお店ラーメン三郎のショートストーリー。小さな中華そば屋から始まったこのお店も今の親父さんで三代目となり行列の出来るお店へと変わりました。
しかし今度は世代の波が来て、息子の代へと移り変わろうとしていました。しかし、どこか譲れない想いがある親父は今日もダシを入れた寸胴の前に立っていました。自分は時代遅れなのかと悩んでいる時にのんちゃんとリツコが来て、リツコが二人の子供に食べ物大事さを説いていました。
その事に凄く感謝をして、嬉しくなりました。
感想
今回は中々重いテーマでした。“夜の生活”“料理”と“子供”。これから結婚しようとする人には避けては通れないテーマです。当然のんちゃんとリツコにもその問題が襲い掛かってきます。しかし二人は何とか、無事にコミカルに解決していきます。
中々上手く二人の心情を描いているので、女性の本音・男性の本音を同じ出来事で対比するように展開するので、よく分かります。どんなカップルでも直面するこの問題を上手く描く事でこれがカップルの指針になりそうです。
のんちゃんとリツコというカップルで描くからこそ、この話も深刻な話にならずに済みます。直面する問題が大きければ大きい程二人の朗らかなキャラに助けられ様な気がします。
次はどんな問題があるのでしょうか。そして、最後は二人はどんなゴールを迎えるのでしょうか。楽しみです。
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