絶対かなわない敵に対峙する事で人は大きく成長します。それが大きければ大きい程、成長の度合いも大きくなります。さて、アオアシの葦人は最終選考までこぎつけます。そして、ここで合格しようと気合が入ります。
しかし、最後の対戦相手は東京シティ・エスペリオンのユースチームです。大きすぎる敵にどれだけ通用するのでしょうか。そして結果はどうなるのでしょうか。今回も面白く、胸を熱くする展開が待っています。
アオアシ2巻のあらすじとネタバレ
葦人はサッカー大好き少年でまっすぐな性格で周りに迷惑をかけながらも自分の中学を県ベスト8に導きます。葦人の才能に目をつけた福田監督の誘いで東京シティ・エスぺリオンユースのセレクションを受けます。そこには多くの実力者がそろっていました。
何とか最終選考に残った葦人、栄作。しかし、最終選考はエスぺリオンユースとのゲーム形式でした。エスぺリオンユースはJユースの中でも完成度が高く、まるでバルサのパスサッカーを体現したようで評価も高いチームでした。
そんなユースチームとの試合に怖気づく受験生達。しかし、その声を振り払うように葦人は、「勝てば全員合格だ」と気勢を上げます。その声にユースチームのクールな目が印象的な阿久津が「勘違いしている奴がいるみたいです」とゲームに出たいと言いました。
ゲームがスタートする前に受験生達はミーティングをして、ゲームプランを立てました。そしてユースチームは、それ以上に入念にミーティングを続けていました。いよいよゲーム開始という時に阿久津が葦人に何気なく、しかし何か含みがあるような語り口で話しかけました。
試合が始まると意外な事に受験生チームが攻勢に出て、ユースチームは劣勢に回りチャンスも受験生のシュートチャンスが多くなっていました。その姿に受験生達は戸惑いながらも自信を感じていました。“勝てる”そう受験生達は思っていました。
その時でした、ユースチームがお互いの意思確認を済ますと、葦人のチャンスを簡単にクリアさせると、そのまま電光石火のカウンターで1点を失います。唖然とする受験生達。その後も精度の高いダイレクトパスで受験生ゴールに迫り続けます。防戦一方の受験生チームに一人葦人はディフェンスするも、ロングシュートで2点目をとられます。
前半終了間際、阿久津は葦人の所に来ると、「お前才能がないぜ。気の毒だぜ。お前の周りが」「球遊びに戻れ。お前みたいなのが来る場所じゃない」と言い放ち、自陣ベンチへと戻ります。葦人はその言葉に反論する事もなく、花からケガの治療を受けていました。そして阿久津の事を聞くと、アウトローで去年の唯一のセレクション合格者という事が分かりました。
後半開始に向けて受験生組はまだ、アピールできてない事もあり、モチベーションを保っていました。しかし、前半とは別にシンプルながら高度なプレーで受験生チームを追い詰めるユースチーム。セットプレーのピンチに葦人と阿久津が競り合うと、阿久津はわざと葦人を潰しました。呼吸さえも出来ない状態でも葦人は外で治療をせず、ゲームを続けます。
そして福田監督が拡声器を持ち、以前言っていた試合中に“ある事”を言うと言っていた事を話そうとしました。福田監督が言ったのは、ユースチームはハンデとしてポジションを逆にしていた事を明かします。つまりオフェンスがディフェンスになり、ディフェンスがオフェンスになっていたという事でした。「残り10分だ。全力を尽くしてプレーしてくれ」と淡々と話しました。
大きなショックを受ける受験生達。心が折れた状態でプレーできない受験生は4点目をとられます。葦人も阿久津に受けた傷も痛むし、足も動かないと心が折れそうになりました。そして、セットプレーへのディフェンスにも戻れずにいた葦人の頭の中にはセレクションを諦めきれない想いが湧いてきて、後悔したくないという気持ちが出てきました。そのまま全力でディフェンスに戻ると、阿久津へのパスを寸前でカットします。「誰が止めるか」葦人の大きな声がピッチにこだまします。
一方、愛媛では母と瞬が葦人のセレクションの結果を気にかけていました。「最後まで葦人らしく」瞬はそう結びました。
ゲームも終盤に入り、孤軍奮闘する葦人に花を初めとしたギャラリーも拍手を送ります。また、葦人の頑張りが天才と言われた橘にも勇気を与えるのですが、他の受験生メンバーはもう走る事も出来ない程心を折られていました。
絶好の位置でのフリーキックにまだ諦めていない栄作がキッカーとして蹴ります。それは阿久津にクリアされると、阿久津はすぐにパスを前に出すと味方に繋がる時には葦人がチェックに行っていました。その時阿久津は葦人の状況判断に驚きを感じていました。トラップミスしたボールは受験生組の中野の所に転がると、自分はもう無理だからと葦人へとパスを送ります。
うまく通ったパスをドリブルで上げる葦人。その時、葦人は全速力でサイドの方向へと動きます。その動きにつられる様にユースチームのディフェンスも動いていきます。そして、左サイドから空いた逆サイドにボールを入れるとフリーとなった橘にボールが渡ります。そのボールをシュートせずに更にフリーになった栄作へと繋ぐと、栄作の渾身のシュートをはなちます。しかし、それは阿久津のクリアに阻まれます。浮いたボールを眺め試合終了を待つ阿久津が前を見た瞬間そこに葦人がいました。愕然とする阿久津をよそに葦人のシュートはゴールへとおさまりました。大喜びする葦人、栄作、橘。そして試合は終了しました。
全てが終わり、福田監督初めコーチ陣がいる部屋に通された葦人は幾つか質問を受けていました。その中には最後のゴールの事も含まれていました。葦人はあまり覚えていなくて母親と瞬の事を考え、サッカーでしか恩返しが出来ない、そして、ここに連れてきてくれた福田監督に感謝をしました。最後には“プロになりたい”と言います。
まとめ
今回もハラハラドキドキと感動がありました。やはり、最終セレクションには裏がありました。ただのゲームだと感動も少ないでしょうが。この漫画の良い所は出来過ぎでない結果ではないでしょうか。結局は勝てないという結末も受け入れやすいです。
心が殆どの選手が折られたままという展開は結構斬新です。普通だと主人公に釣られて覚醒しがちですが、ここは折れた心のままで終わってしまうのはリアリティーがあります。
さてここからが本番となり、ユースに入れるのかは次回のお楽しみです。さて、今回の試合描写も大変迫力があり、スピード感あふれる展開にぐいぐい引き込まれていきます。これから多くの強敵と対戦するたびにこのような展開になると思うと大変興味深いです。
次巻が楽しみです。
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