理想と現実の違いというものは、離れれば離れている方が大きなショックを受けます。信じていた事が虚構であった場合は、その事に自分の信じる方向を捜す事は困難です。
さてこちらの「約束のネバーランド」も衝撃の展開が待っていました。信じていたママは実は子供達を鬼へと差し出す為に管理(優しく)していたのでした。その事を知った子供達がとる行動は、ただ一つ逃げる事でした。
しかし敵もさる者一筋縄ではいかないのです。お互いの戦略はどのようになるのでしょう。
「約束のネバーランド」2巻のあらすじ
孤児院GFハウスに住んでいるエマ、ノーマン、レイ。彼達はママを中心に表向きは楽しく暮らしていました。皆が仲良く勉強や遊び(鬼ごっこ)をしているのですが、その勉強や遊びでもエマ、ノーマン、レイは飛びぬけて成績が良かったのでした。
しかし、この孤児院では一つのルールがあるのですが、12歳になると里親の元に旅立たなければいけないのでした。
そしてコニーが旅立つ日にエマとノーマンは、衝撃的な事実を目撃する事となりました。それはコニーが人食い鬼にさらわれ、更に自分達の孤児院は鬼達の農園であったという事でした。さらに、あの優しいママが鬼達の手下であった事も分かりました。
エマ達3人は孤児院からの逃亡を企てます。入念に計画を練り脱走は成功するように思えたのですが、ママもそう簡単に隙を見せる訳ではなく、監視をもう一人増やしました。
クローネと呼ばれる大柄な黒人の女性は圧倒的な威圧感でエマ達を監視します。しかしクローネにも秘密があり、イザべラ(ママ)とはライバルでありその地位を狙っているのでした。
一方エマ達は発信機が体にある事に気付き、その場所を耳の後ろである事を特定できていました。しかしこの発信機はイザべラにとってはあまり重要ではないと思われましたが、その事は“罠”だと考えられるようでもありました。
エマの提案は3人だけ逃げるのではなく、子供達全員で逃げる事でした。その為にいつもの遊びの鬼ごっこで訓練する事を思いつきました。ノーマンとレイの頭脳とエマの運動能力を教えようとして、ある一定の効果を得られますが、その時、この鬼ごっこにクローネが参加を呼びかけました。クローネとの勝負は始まりました。
「約束のネバーランド」2巻のネタバレ
ネタバレです。クローネの狙いはイザベラの持つ地位でした。しかし、イザベラのガードが固いのでした。そしてイザベラが言った「私達の子供は特別だと」、その言葉の意味を理解しようとしました。
そして、緊迫の“鬼ごっこ”は始まりました。子供達は練習の成果通りエマ達の指示に従い、クローネから逃げはじめました。しかし、クローネの能力は凄まじく子供達は次々と捕まり始まりました。色々な策略を駆使するクローネにレイは驚いていました。
そして、残りはエマ達3人と二人の子供となりました。エマは間一髪の所で2人の子供をさらい、逃げました。しかし、クローネはエマに対して心理戦を仕掛けました。「収穫」の事、更に自分は味方であると揺さぶりをかけてエマを捕獲しました。
後二人ノーマンとレイをクローネは捕まえる事が出来ませんでした。タイムアップの時間が来て、二人の勝ちでした。その能力にクローネは驚き、感心しました。ノーマンとレイは今回の鬼ごっこの反省と次の行動を考えました。
そして、イザベラとクローネを倒す事も可能だと考えていました。
感想
1巻からするとかなり緊迫した話となりました。エマ達3人とイザベラ・クローネ。この関係性が微妙な位置でバランスをとっています。特にイザベラとクローネの黒い関係は腹黒い大人の関係という感じです。
しかしこの二人の関係性が緊張感を呼び、子供達との戦いとは別の楽しみ方が出来ます。また、この2巻では驚くべき事実が幾つか出てきます。それは、内通者(スパイ)です。その犯人捜しは実際読んでみて確認して頂ければと思いますが、このように幾つかの伏線を上手く蒔いていて、それを上手く回収しているので面白さが増してきます。
単なるアットホームな漫画と思いきやサスペンスと人間の欲望が渦巻くホラー系の漫画としても楽しめます。次の話が楽しみです。
zip/rarの無料ダウンロードは危険!
検索をすれば、漫画や小説のRAW、ZIPファイルを無料で配布、といったサイトは簡単に見つかりますが、果たしてそれは安心出来るファイルなのか、確認が出来るわけではありません。
配布元が不明のRAW、ZIPファイルを開いたらそれがウイルスだったという事も充分起こりえます。実際に被害報告もあげられているのです。安易にタダのコンテンツを手に入れようとしてウィルスに感染しては元も子もありません。
下記の記事などを参考に安全にインターネットを活用して、のびのび漫画を楽しみましょう。
関連記事:漫画をRAW/RAR/ZIPファイルで無料DLは危険!安全に無料で読む方法
この記事へのコメントはありません。