「ダンジョン」と聞いてあなたはどんなものを思い浮かべますか?
ゲームが好きな人なら、一度はその中を探検したことがあるかもしれませんね。大抵は幾重ものトラップや魔物との戦闘が待ち構えているものですが、その苦労以上のお宝が眠っています。中にはダンジョンという言葉を聞くだけで、ワクワクする人もいるのではないでしょうか。
「ブラッククローバー」2巻では、そんなダンジョンの攻略が始まります。どんな敵が待ち構え、アスタたちはどんなお宝を手に入れることが出来るのでしょうか。
「ブラッククローバー」2巻あらすじ
ソッシ村を襲う謎の集団から村人を護るアスタたち。ノエルが皆を護り、アスタとマグナが協力して攻撃を仕掛け、見事敵を討ち取ります。また、いつの間にかアスタについてきていた黒い鳥が、このときからアスタと供に行動するようになり後にネロと名づけられます。
村を救った活躍が魔法帝に認められ、アスタたちは魔法騎士団の名誉である「星」が1つ授与されます。さらに初給料をもらったアスタとノエルは先輩のバネッサに連れられ、城下町と闇市(ブラックマーケット)へショッピングに出かけます。
「魔宮(ダンジョン)」それは強力な古代魔法の使用法や貴重な魔道具といった遺物が眠る古墳のような場所です。また当時の人々がそれらを悪用から守るために数々の罠魔法を設置したとても危険な場所でもあります。アスタは新たに発見された魔宮への任務を魔法帝直々に指名され、ノエルと雷創成魔法の使い手である先輩のラックと供に魔宮の攻略を開始します。
黒の暴牛と金色の夜明け騎士団によるダンジョン攻略
ネタバレです。村を襲った謎の集団はマグナの拘束魔法によって捕まった際、隙をつき逃げ延びた1人を除き全員自害しました。彼らの正体や目的は以前謎に包まれたままです。またネロが村からある石を探し出し、アスタは村の皆からその石をお礼として受け取ります。
バネッサが闇市へ2人を連れてきた理由の1つは、ノエルのために魔力を抑えるアイテムを見繕うためでした。相性のいいアイテムさえ見つかれば魔力をコントロールしやすくなります。
買い物中の3人の前でひったくりが起こり、アスタは反魔法で犯人を捕まえ荷物を被害者に返します。この被害者こそ、新たな魔法との出会いを求め変身しつつ城下町をぶらぶらしていた「魔法帝」その人でした。この事件によりアスタの珍しい反魔法が魔法帝の興味を惹きます。
魔宮にはもう1組「金色の夜明け」団からユノとノエルの従姉妹であるミモザ、先輩クラウスの3人が攻略に来ます。さらに、クローバー王国の隣国かつ敵国であるダイヤモンド王国からも強敵「奈落のロータス」率いる魔道士軍隊が遺物を狙い魔宮へ侵入します。戦闘狂であるラックは魔宮に入るなりその存在を察知し、単独離脱してロータスへ戦いを挑みます。
煙創成魔法を操るロータスの実力は本物で、弱体魔法と束縛魔法をくらいやられかけたラックを追いついたアスタが助けます。幼少時の環境から「勝ち続ける」ことに縛られ、性格の破綻してしまったラックですがアスタによって仲間の存在を気づかされます。ラックが囮、ノエルがサポート、アスタの反魔法が本命といった3人それぞれの持ち味を活かしたチームプレイにより見事ロータスを倒します。
逸早く宝物殿へと到着した「金色の夜明け」団の3人を襲うのはダイヤモンド王国の秘密兵器であるマルスです。その強大で禍々しい魔力に手も足も出ずやられる3人のもとにアスタたちが駆けつけます。
「ブラッククローバー」2巻の感想
連載漫画の魅力の1つはキャラの成長だと思います。とくにこの作品はそれが顕著で、主人公だけでなく、主人公に影響を受けた仲間たちが皆それぞれ能力や精神的に成長していきます。その成長過程を見守るのがとても楽しく、感動します。
また村での戦闘の次はダンジョン攻略といった、RPGを思わせるような物語の進め方もファンタジー好きにはたまりません。
さらに1巻に続き2巻も次巻が気になる展開で終わるので、毎巻読み進めていく面白さがありオススメです。
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