「ぼくの地球を守って」「ボクを包む月の光」に続くシリーズ第3弾になります。
長年ファンでいる方も多いのではないでしょうか。待望の新シリーズスタートです。
「僕は地球と歌う」1巻のあらすじ
物語は、遠く離れるキャーの優しい想いから始まっていきます。舞い降りる桜の花びらに追憶を重ねるキャー。命が尽きるまでに今一度、あの子に会いたい・・・
前シリーズで、ロジオンにも助けられ無事にありす達の元へと帰ってから4年が過ぎました。
小学6年生になった蓮。カチコやカプつんと仲良く平和な日々を過ごしています。そんなある日、桜の花びらと共に謎の美少女が蓮の前に現れます。
一瞬で姿を消した美少女の正体は・・・?
居間でちまこと一緒にお昼寝をしている輪。夢に見たのは、月基地・・・そう、ムーンドリームです。
平和な日々に、再び黒い影が迫ってくる予感です。
「僕は地球と歌う」1巻のネタバレ
ムーンドリームでの輪は、紫苑の状態です。そんな輪に木蓮は言います。
「あなたの月基地でのパスワードは・・・」
月基地では、「キィ・ワード」と言っていたのに、木蓮は地球人のように「パスワード」という言葉を使います。最初はありすがふざけているのかと思いましたが、怪しんだ輪の目の前に現れたのは、一瞬だけ蓮の前にも現れた謎の美少女です。
美少女の要求は、キィワードと、紫苑、そして東京タワー。輪への接触は、輪の中にいる紫苑が目的だったのです。
月基地の仲間が集まり、輪以外にもムーンドリームで謎の美少女がキィ・ワードを探っていることを輪は知ります。キィ・ワードを集め、何かを企む美少女。
謎の美少女の名はヘンルーカ。ティモシーとソル同様のEXベビーとして誕生したEPIA内の子供です。ヘンルーカは、長い眠りから目覚め、施設を脱走していたのでした。
その頃蓮は、キチェスの大きな力に悩む日々を送っています。ロジオンの力を秘め、月の人間と地球の人間が発する音の違いを感じるようになってから、辛く苦しく、木蓮と紫苑に思いを馳せます。
しかし、もう蓮には、二人の姿を見ることはできなくなってしまっています。悩み苦しみ、いくら泣いても現れてはくれないふたり・・・。
同じキチェスでも、自分よりはるかに能力の高い蓮の気持ちを察するありすです。
そんなある日、一通のメールが届きます。4年前の事件で全てが終わり、もう二度と来るはずのないメールが届き、ちまこは返信してしまいます。
何かが動き出した証です。過去と未来、月と地球。ヘンルーカによる策略の一歩です。輪の前で見せる悪意に満ちた表情と、蓮の前で見せる恥ずかしそうな笑顔の表情。ヘンルーカは一体何を考えているのでしょう。
感想
待望の新シリーズということで、蓮を中心に物語が進んでいます。次世代編ですね。
月の仲間たち、そしてその子供たち、木蓮や紫苑。思いはひとつ、地球を守ること・・・
一つ一つの事件から成長していく蓮の姿に心打たれる物語です。蓮の恋の行方も気になります。
ぜひ、あなたの中の守護天使と一緒に読んでみてはいかがでしょう。
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