「capeta（カペタ）」1巻のネタバレと試し読み！zip/rarの無料ダウンロードは危険！

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「capeta（カペタ）」1巻のネタバレと試し読み！zip/rarの無料ダウンロードは危険！

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父子家庭の小学４年生、勝平太――通称カペタは、工事現場で働く父、茂雄の仕事が忙しいため、殆ど一緒にはいられません。

そのため、何事にも我慢しがちで本気になれない子供になってしまいました。

ある日、茂雄は仕事場のゴーカート場で、子供たちがレーシングカートでレースをしているのに魅了され、喜ばせてやりたいと手作りのカートをカペタのために用意します。

初めて運転したカートの迫力に、カペタはレーシングカートにすっかり夢中になります。これが、後に日本カート界に名をとどろかせるカペタの、はじまりとなるのでした。

「capeta（カペタ）」１巻のあらすじ

平勝平太――通称カペタは、母親が幼い頃に亡くなり、父茂雄と父子家庭の小学４年生。茂雄は仕事が忙しいため、近所に住んでいる幼なじみの茂波の家によく世話になっています。

美少女の茂波にかまわれるカペタを面白く思わない同級生のノブは、何かとカペタにちょっかいをかけてきますが、カペタはいつも冷めた態度でかわしています。父親が不在がちなため、物わかりの良い様子で我慢に慣れているカペタは、同級生と親が一緒にいるところ見て羨ましいと思っても、父に我が儘をいうことができません。うちにたまった複雑な感情は、いつしか、何事にも本気を出せない無気力さへと変わっていってしまいました。

ある日、カペタをずっと見てきたノブは、カペタに本気をだしてねーだろ？と指摘します。その事だけでなく、日ごろ茂波に優しくされていることもノブのカンに障り、取り巻きと共にノブはカペタをやっつけようとしますが、茂波が好きだということをカペタに指摘され、逆上した隙にカペタに逃げられてしまいます。追いかけるノブは、普段のぼんやりしたカペタとは全く違う俊敏な動きと驚異的な運動能力に度肝を抜かれ、カペタがやはり本気を出していなかったことを確信します。

ちょうどその頃、カペタの父の茂雄は、仕事場のレーシング場で、子供の運転するレーシングカーの迫力を見て、車好きの息子を喜ばせてやりたいと、レーシング場の廃材置き場にあったカートの部品を持って帰り、カペタのためにレーシングカーを自作しようと決心したのでした。

「capeta（カペタ）」１巻のネタバレ

ネタバレです。廃材をもらっては仕事後にカートを組み立てていく茂雄ですが、必要パーツの高さもあり、なかなか完成にはいたりません。毎日帰りの遅い父に、カペタは茂波にたきつけられたこともあり、茂波と父の会社にこっそりやってきます。

そこでカペタは、自分の名前が入っている組み立て中のカートを偶然発見し、大喜びしますが、そのカートはまだ肝心のエンジンがついていませんでした。見なかった事にして帰ろうという茂波でしたが、カペタは興奮の余り坂のある公道に引き出そうとします。そこに偶然通りかかったノブは、一生懸命坂の上にカートを運び上げようとするカペタをなぜか放っておけず、不器用に手伝いを申し出ます。

無事坂の上までカートを上げたカペタは、勢いをつけてカートで坂をくだり下りようとします。それに、カペタに負けたくないノブも後を追ってカートに飛び乗りました。折しも降ってきた雨と急な曲がりカーブに、茂波は泣きながら茂雄を呼びに行きます。

走って来た茂雄が見たものは、曲がりきれないカーブを何度も何度も楽しそうに下るカペタの姿でした。本当に嬉しそうな息子の様子に、茂雄は思わずガッツポーズをしてしまいます。

この車が完成したら道路ではなく、思い切り走れるところに父ちゃんが連れて行ってやる。そう約束した親子は、茂雄の仕事場だった、あのカート場にやってきたのでした――。

「capeta（カペタ）」１巻の感想

2005年にアニメ化もされたこの「capeta（カペタ）」は、モータースポーツ漫画の金字塔ともいえる作品です。主人公カペタとレーシングカーとの出会いをかいた今巻は、少年カペタが父茂雄の力でカートに出会い、その魅力にとりつかれる様が描かれています。運命に出会った主人公カペタのワクワクする様子が、表情豊かにあらわされていて、夢に向かって突き進もうとする少年に、読み手にもその気持が伝わってきてワクワクしながら読んでしまいました。

題材はモータースポーツですが、王道の少年漫画の魅力がいっぱいつまった作品です。レーシングカーが好きな方はもとより、頂点を目指して頑張る王道のスポーツ漫画が好きな方も、ハマるのではないでしょうか。カペタの成長と、彼がどこまでカートレース界をのぼっていくのか、これからの展開に期待が高まります。