漫画は時代と共に進化して新たな物語を作っていきます。時代に合った漫画や新たな取り組みを持った漫画が出てきています。恋愛物や歴史物、ホラー・ミステリーとたくさんの種類の漫画が出てきています。
今現在漫画はたくさんの媒体から出てきています。本屋さんなどで見ると見た事もないストーリーやWebで人気が出て、コミック化された漫画など数えるときりがありません。その中、今最も勢いのある漫画をいくつか選んでみました。いずれも高評価を得ている漫画です。どの漫画があなたには合うでしょうか?
1.ゴールデンカムイ
明治37年、ロシアの203高地でロシアの兵士に襲い掛かるある一人の軍人がいた。彼の名は杉元佐一。不死身の男と呼ばれていた。
そして現在では北海道の山奥で砂金を捜していた。しかし簡単に見つかる訳もなく、杉元に砂金の場所を教えた老人から興味深い話を聞かされた。ある伝説があり、たくさんの砂金をアイヌ人から奪い取った人間がいると。
金が欲しいという杉元はその話に興味を持つ。しかしその金塊の隠し場所は囚人だけしか知らない。更に囚人の体に入れ墨を入れて暗号化していた。野生動物や凶悪な男達を相手に杉元はある理由の為に金塊を見つける事を決意する。
壮大な北海道と明治という激動の時代が舞台のこの漫画は軒並み高評価を得ています。激動の時代を象徴するかのように、描写も荒々しく強い躍動感を感じます。物語の展開も心地よい位で、読み進めると一気に引き込まれそうです。
また主人公の杉元が格好良く、軍人らしい姿と愚直なまでのまっすぐ感が楽しいです。そして金塊の行方というミステリーとアイヌの少女アシリバそして黒幕のっぺらぼうなど、ミステリーとアクションと魅力満載の漫画です。
2.東京タラレバ娘
脚本家鎌田倫子、香、小雪の三人は高校からの仲良しで大親友でした。三人ともアラサーで独身を謳歌している。女子会と称し集まっては愚痴や恋愛相談を繰り返していた。
倫子は若い頃、当時ADであった早坂に交際を申し込まれるが、当時垢抜けていない早坂に幻滅して断る。しかしその早坂も今では立派なディレクターとなり後悔が募る倫子だった。
そして今日も倫子達は「こうだったら」「こうすれば」と仮定形の話に盛り上がっていると、突然一人の男が倫子達に「タラレバ女」と罵倒され、大きなショックを受けます。
この漫画は多くの女性の共感を呼んでいます。女性だけでなく男性でも「タラレバ」と思う事はあるでしょう。その事を酒の肴に女子会を催し、愚痴を言う三人。漫画の描写もセリフが枠いっぱいに並ぶのですが、面倒くさくなくひとつ、ひとつ拾っていきたいと思えます。
倫子達はある意味愛すべきダメ女なのでしょう。その事が共感を呼ぶのかもしれません。ロマンス有り、コメディーありとスピーディーな展開に読むスピードが上がり、続きを読みたいと思える漫画です。気楽に読みながらも考えさせられてしまう漫画です。
3.恋は雨上がりのように
感情表現が下手でいつも怒っているように見える橘あきらは、風見沢高校の2年生です。クールな感じが魅力だと同じクラスの吉澤は好意を寄せるが、あまりあきらは興味がなさそうです。
そんなあきらはファミレスにバイトに行っているのですが、そこの店長近藤は店員からも飽きられる位出来ない男でした。40代半ばで髪はぼさぼさ、身なりはボロボロでおまけにバツイチ。客のクレームにうろたえていました。しかしあきらはそんな店長が大好きでした。しかしうまく伝える事が出来ないのでした。
もどかしくも、青春の甘酸っぱさが詰まった漫画です。あきらは本気で近藤が好きなのですが、中々伝わっていきません。同級生の吉澤はあきらにアプローチをするのですが、全く相手にされません。
展開もコメディータッチで歳の差がありながら、爽やかさが伝わりタイトルのような雨上がりの空といった雰囲気を持ちます。あきらが陸上でケガをしたという負い目のような展開も今後の展開に含みを持たせるには最適です。楽しく読めるラブコメです。
感想
いかがだったでしょうか?最近の人気作3本紹介しました。他にも各ジャンルごとに面白い漫画がたくさんあります。今回はアクション、少女漫画、ラブコメといった中から選びました。読みだすと止まらない魅力は、さすが人気作品と思えます。
他にも人気漫画上位にくるグルメアドベンチャー漫画「ダンジョン飯」、ジャズ少年の成長が楽しい「BLUE GIANT」など面白い作品もあります。
これからも熱く楽しい漫画が出て来ると思います。ますます漫画から目が離せないです。ジャンルを超えて、ひと時の夢が見れる漫画に出会えるといいですね。
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