漫画にはいろいろなジャンルがあります。その中でも人気のジャンルはファンタジー系です。現実では想像できないシチュエーションやキャラクターが、登場してくるのは大変夢があります。
そして描かれる世界も独特で軽く読んだつもりが、いつの間にかはまってしまいその世界から抜け出せなくなっていきます。そしてそのキャラにはまっていく人が多いのではないでしょうか。
ファンタジーにもいろいろありますが、そのストーリーは常に壮大で読んでいる時間を忘れさせてくれます。
1.スピリットサークル
桶屋風太は一見普通の少年ですが、彼には霊が見え頬には謎の傷があります。普通通り学生生活を送っていた風太のクラスに転校生の石神紘子という綺麗な女の子が来ます。彼女はかわいく特に変わった様子もないのですが、風太は紘子が大きな額の傷を隠さない事に違和感を覚えます。そして彼女の傍にいるイーストという大きな男の存在も。
風太は紘子に友達になろうと話しかけます、そしてその優しさに紘子は風太に少なからず好意を持ってくれていたのですが、風太がイーストの事に触れると紘子の態度が急変します。
壮大なストーリーです。生まれ変わりをテーマとして「スピリットサークル」と呼ばれる前世を見る事が出来る道具で紘子が風太を殴った事から全てのストーリーが始まります。いくつもの過去を見ていく中で二人の関係性が見えてきます。
この漫画の凄い所は二人だけの関係性に捉われず周りの人物も関係してくるという所にあります。1話からじっくり読み、また読み返していくとこのストーリーの意味などが分かりやすくなります。最後は意外な展開も待っているので最後までこの世界観を楽しめそうです。
2.鋼の錬金術師
アメストリス国の凄腕の錬金術師エドワード(兄、エド)とアルフォンス(弟、アル)のエルリック兄弟は、失踪した父もまた優秀な錬金術師であった。二人を育ててくれた母親が突然病気で亡くなった事を二人はその事を受入れる事が出来ずに、禁断の錬金術では母親を生き返らそうとするが、エドは右腕と左足を、アルは体を失ってしまう。
かろうじて、アルの魂を鎧の中に閉じ込めた二人は全てを取り戻す為に旅へと向かうのであった。
説明の必要もないほどの有名作品です。「ハガレン」という言葉も存在し世界各国でも人気があるのは、丁寧な描写と予想だにしないストーリー性にあるのでしょう。錬金術という怪しい技術は、中世ヨーロッパでも禁断の魔術として人々を魅了しました。
その世界観を体現したような鋼の錬金術師の世界観は見事しかと良いようがなく、それに加えて二人が進むにつれて明らかにされる事実を推測する事で、もっと楽しみが増します。数々のメディアでも取り扱われているので比べてみるのも楽しみの一つです。
3.蟲師
下等で異形と呼ばれる「蟲」。その蟲に対峙する者として蟲師と呼ばれる者がいた。その蟲師のギンコは数々の調査を経て蟲を退治していくと言う話で、1話ごとの完結といった感じです。
独特な世界観を持ち、この漫画の特徴は描写が淡々としているのですが、風景など淡々とした中にも美しさがあります。妖怪と描写せずに蟲と表現する所に作者の拘りがありそうです。
独特のテンポで流れる物語のリズムが癖になりそうで、ギンコの抑揚のあまりない(他の登場人物もですが)落ち着いた作法がとても心地よいです。派手さはないですが、読み始めるとその特殊な世界にどっぷりつかってしまいそうです。
4.魔法先生ネギま
イギリスウェールズの魔法学校を主席で卒業した天才少年ネギ・スプリングフィールド(ネギ)は失踪した父を捜す為に、一人前の魔法使いになるべく修行を続けていた。そしてネギへの修行の課題は日本での教師をする事であった。
ネギが赴任した学校はマンモス校の麻帆良中であった。ネギは魔法使いという身分を隠し31人の女生徒を前に悪戦苦闘する。ネギの魔法使いの修行も上手く進まない中、吸血鬼エバンジェリンとの対決など強敵を迎えるも、ネギの正体を知る生徒の明日菜に助けられます。そして敵は大きくなり、ネギを助けようとする生徒達と生徒を守ろうとするネギの対決が始まります。
魔法使いをテーマとした漫画です。30巻以上あるほどの人気シリーズです。多くの派生作品を生み出す程の人気作となりました。アニメ化された後はキャラごとの人気が出るといった感じでした。
作品としてはラブコメっぽい流れから、いきなり魔法バトルの様相を繰り広げるようになります。そして敵もどんどん強力になっていきバトルも見応えあるものとなっていきます。
そしてこの漫画の魅力はやはり女性キャラが人気を得ていたと思います。31人という女生徒を登場させるという事で、かなりキャラ分けも大変だったかもしれませんが、それぞれに特徴を持ち、上手く分けられていたと思います。
そのキャラ達を上手く使い魔法バトルが小気味良いので、その世界にはまっていきます。
感想として
ファンタジー漫画はカルト的な人気を誇る作品が多く、その影響力は計り知れないものがあります。そしてたくさんの作品が他のメディア媒体(アニメや映画)に転用され成功している例が存在します。
漫画がアニメ化されると中々イメージと違う事が多いのですが、高評価を得たり、アニメを見た事で原作に興味を持つ例もありファンタジー漫画には多くの可能性があります。
今回完結済みの漫画を紹介しましたが、現在連載中の作品にも良作が多くその世界観には個性が溢れています。やはりその世界観に触れるには一気に読んでみるのが得策です。
ファンタジーには冒頭にも触れたように色々なテーマが存在するので、どのような作風にも展開できます。恋愛要素やバトル・友情など色々な要素を盛り込めるのでお得感もあります。複雑なストーリーもありますが、その世界観を楽しんでください。
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