女性にとって少女漫画は恋愛のバイブルと呼ぶ人もいます。それだけ影響力があるという事でしょう。そして少女漫画を読むと何か達成感のような、前向きになれると言う人もいます。
そしてその主人公への思いれが強くなり、自分もイケメンとの恋や素敵なシチュエーションを体験したいと思うのでしょう。そんな女性にオススメの漫画を選んでみました。現実には起こらないかもしれませんが、ひと時の恋愛物語を楽しんでください。
1.「こいいじ」
下町銭湯の娘で可愛い女性大原忠美(まめ)は30歳の誕生日を迎えるも、その日はある人の葬式でした。30歳という記念すべき年齢を迎えてもまめはあまり心が晴れる事もなく、ただただ、忙しさに身を任せていました。
そしてその気持ちが晴れない事の理由はもう一つこの日の葬式の人物はまめが20年程片思いしている人の奥さんの葬式だったこともあります。
その片思いの人はまめより5つ年上の赤井聡太(総ちゃん)です。総ちゃんへの想いは募るのですが、中々前に踏み出せないまめの気持ち。このまま片思いのままでいてしまうのでしょうか?
20年も片思いを続けるまめが主人公です。特に問題を抱えている訳でもなく30歳を迎えるまで独身でいる彼女は実は幼馴染の総ちゃんに片思い中です。こんなに長く近くにいれば思いは伝わるのでは、と思いがちですがうまく伝わっていないみたいです。
そんなもどかしさと一途なまめの様子が健気で頑張れと叫びたいです。また綺麗な姉ゆめがライバル的存在にあるなど、展開としては面白いです。
片思いの辛さを優しいタッチで描かれ非常に見やすくさらっと読めそうです。片思いに辛くなったら、読んでみて下さい。共感できる部分があるかもしれません。
2.「今日は会社休みます」
大石花笑は33歳。彼氏もいなく寂しい人生を送っていた。当然若い頃にはチャンスもあったのですが、そのチャンスも活かす事無く33歳の誕生日を迎えてしまいます。
そしてその誕生日に奇跡が訪れます。その日はくしくも会社の忘年会でちらほら帰り初めイケメンのバイト田之倉悠斗と二人になり、泥酔状態で記憶もなかった花笑が朝起きるとホテルの一室で隣には悠斗が寝ていました。
恋を知らずに33年過ぎてしまった花笑に訪れたいきなりの展開。成り行きで付き合っていく二人の恋愛模様もさることながら、すべてが初体験の花笑が可愛くイケメンの悠斗との時間は切なくも楽しい時間となります。
片思いではないですが、男女間の問題を解決しながら二人の距離を縮めていく花笑の姿に自分を重ねる事が出来そうです。こんな恋がしたかったなと思えます。ドラマ化もされているので合わせて見るともっと楽しめます。
3.「先輩と彼女」
都築りかは今年より憧れを持ち高校に入学しました。見る物が全て新鮮で期待は大きく膨らみます。そしてたくさんの目標がある中で彼女の大きな目標が「甘い恋」。そのチャンスは不意にやってきます。学食で友達と食事をしていると、イケメンの先輩美野原圭吾が現れ圭吾の調子良さに彼が所属する演劇部?に入部する事になります。
淡い恋を描くりかですが、実は圭吾には好きな人がいたのでした。
王道です。思いを寄せる人には好きな人がいた。甘酸っぱい青春の1ページといった感じの漫画です。りかは高校への大きな期待を抱き入学してイケメンの先輩圭吾との甘い恋を思い描きますが、現実は圭吾には好きな人がいてその人が素敵な女性である。
片想いは実るのか自分を重ねながら読むことが出来ます。今学生の人も昔学生の人も楽しめます。自分ならこうするとか、こんな大胆な事が出来るのかと思いながら読んでいくと時間を忘れそうです。タッチも少女漫画らしい優しいタッチで描かれて読みやすいです。
感想として
以上少ないですが3作品程紹介しました。タイプの違う漫画で学生・社会人と年齢は様々ですが想いは変わらず純粋です。その事が読者の共感を呼び恋への誘惑を誘ってくれます。他にもヒロインの妄想が楽しい「ヒロイン失格」や「高台家の人々」や見栄っ張りな主人公の「オオカミ少女と黒王子」など恋への誘惑が待つ少女漫画はたくさんあります。
女性に人気のハーレークイーンロマンスなどにも共通するのですが、このような作品の特徴は、もしかしたらあるかもしれないといったシチュエーション(実際は稀です)で、イケメンとの恋物語は、読者にとっては理想の展開なのでしょう。
その事は漫画と分かっていても現実的なシチュエーションが自分を重ね合わせやすく、どんどんストーリーに自分を重ね合わせる事が出来るのでしょう。その事で日常のストレスを飛ばして明日への活力へとなっているのでしょう。
キャラやタッチも少女漫画は独特で法則的な所もあり、その事が読者への安定感に繋がりストーリーもさることながら、キャラへの感情移入もしやすくなるのでしょう。また主人公の感情の描写がうまく表現される事でより感情移入が出来ます。
男性には理解しづらい所もあるでしょうが、実写化も多いこのジャンルはストーリーもしっかりしている事も要因とあるのではないでしょうか。ちょっと疲れた時には一冊手に取ってみると、違った明日があるかもしれません。
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