気になる子にからかわれると、ドキドキしませんか?
この「からかい上手の高木さん」は中学生の高木さんと西方くんの、何でもない学校の日々を綴った漫画です。
その名の通り延々と西方くんが高木さんにからかわれ続け、大きなドラマはなくとも、キュンと甘酸っぱい中学時代を思い出すような、そんな作品です。
漫画「からかい上手の高木さん」1巻のあらすじ
西方くんは、いつも自分をからかってくる隣の席の高木さんに、今日こそは俺がからかってやろうと授業中にびっくり箱を仕込んでいます。しかし、筆箱があかないという高木さんの筆箱をあけるように頼まれ、開けてみるとそれはびっくり箱。驚いた西方くんは、高木さんにいい反応をすると笑われたあげく、自分がやろうとしていたことを先にやられてしまい、憤りが隠せません。
どうしたら仕返しが出来るのか、考える西方くんは、高木さんに消しゴムを貸すよう頼まれます。そこで、高木さんは消しゴムに好きな人の名前を書いて使い切ると両思いになれるというおまじないの話をします。
そんなおまじないはしていない西方くんですが、ニヤニヤ笑う高木さんに書いて忘れているのかと焦り、返してくれるよう懇願します。
しかし、それも高木さんの嘘でした。しかも消しゴムを持っていた高木さんに西方くんは怒りますが、大声を出したため先生に叱られてしまいます。
それを高木さんに笑われた西方くんはカンカン。復讐の機会を狙う西方くんは、高木さんの消しゴムに目をつけます。
消しゴムに誰かの名前を書いてからかってやろう。そうたくらむ西方くんですが、消しゴムのカバー下に文字を見つけ、動揺しつつも、自分の名前でないことにトーンダウンしたあげく逆ギレしてカバーを剥がします。そこにあったのは「ろうかみろ」。廊下では高木さんがニヤニヤしながら西方くんの行動を見物していました。
全てにおいて西方くんより上手の高木さんですが、取り返した消しゴムの裏面には「西」の文字がチラリと見えていたのでした。
漫画「からかい上手の高木さん」1巻のネタバレ
ネタバレです。他には、高木さんと西方くんはプールで見学をしながら、西方くんが高木さんが生理ではないかと考え込んだり、胸のコンプレックスがあるのではないかと思い悩んだりします。
高木さんに翻弄されまくる西方くんは、高木さんに勝つ方法を探し求めるのですが、彼が見つけた答えは変顔。起こると怖い先生の授業中に高木さんを爆笑させて、先生に怒られるよう企むのですが、変顔に高木さんは全く笑わなかったばかりか、その顔を鏡で見せられて自爆してしまいます。
先生に怒られた西方くんは、高木さんに笑われ、変顔の演技指導までされてしまいます。そこをまた先生に叱られ、へこむ西方くんは、自分を見つめる高木さんにドキドキしてしまうのでした。
漫画「からかい上手の高木さん」1巻の感想
「からかい上手の高木さん」は、タイトルのごとく、中学生の西方くんが隣の席の高木さんに延々とからかわれ続ける話です。
大きな事件もなく、西方くんの毎日はただ高木さんにからかわれて過ぎていきます。
しかし、何もなくとも気になる子にからかわれ続け、毎日ドキドキする日々は、中学生にはとっても贅沢な事ではないでしょうか。高木さんはありとあらゆる方法で西方くんにちょっかいをかけ、からかい続けます。
「もし西方が勝ったら私のファーストキスあげるよ」
こんな言葉で動揺する西方くんは、もちろん高木さんに勝てません。しかし、もし西方くんが勝ったとしたら、高木さんはきちんと約束を守ってファーストキスをしてくれるだろうと思うのです。
消しゴムのカバー裏に密かに想いを秘めたまま、高木さんは西方くんをからかい続けます。実際にこんな二人がいたら、「リア充爆発しろ」そんな感想を抱いてしまいそうな甘酸っぱくて青い二人のやりとりは、友情以上恋愛未満状態が好きな方なら、ハマること間違いなしです。
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