冒険の課程で立ち止まる事も1つの選択肢です。そこで立ち止まらず進んだことによりもっと有意義に速く目的を達成する事もあります。
前作での水辺での困難な状況で否応なしに立ち止まる事を余儀なくされたライオネス一行。魔物たちが常に狙っている状況下でもマイペースに過ごす彼等には本来の目的を忘れた感がありますが、今回はどのような魔物の料理やどんな話が出て来るのでしょうか。
ダンジョン飯3巻のあらすじ
ライオスの妹ファリンがレッドドラゴンに食べられ、その救出に向かうライオネス一行。しかし前途多難でまず食料を調達すると言う初歩的かつ大事な問題に当たります。そこでダンジョンにいる魔物を調理すると言う方法をとります。
その旅にセンシというダンジョンに住む老人も加わり皆それぞれの思惑で旅を進めます。センシの知恵に助けられる彼等でした。そして旅の途中水辺を渡ろうとするのですが、センシが渡ることが出来なく水辺で立ち往生をしていました。
ライオネス一行はセンシと愛馬をどうやって運ぶか思案にくれていました。ライオネスは水辺に倒れる人を発見しました。チルチャックと助けにいくとそこには半漁人も倒れていました。するとチャルチックは呆然と立ち尽くします。
ライオネスが手を叩き我に返します。人魚の歌声に我を失っていたのでした。するとライオネスは人魚の歌にハモり始めると人魚は引いてしまいます。
そして魚人の調理したいというライオネスにチャルチックは大反対します。諦めたかと思いきや大麦で作った雑炊の中に半漁人の髪についていた水草を入れます。チャルチックは食べる事に抵抗しますが、マルシルなどがおいしそうに食べると気分なのかと食べます。
場面変わり水辺ではライオネスとチャルチックが刃物を持った魚に手こずっていると、魔法使いマルシルが魔法一発で全てを倒します。
しかしライオネスは中型の魚が少ない事に気付きます。すると水辺に大きな影が魚人達を食べていきます。かなり大型のクラーケン(イカのようなもの)でした。姿を現したクラーケンにライオネスとセンシは調理したいと言います。食事と身の安全の為にクラーケンと総力を尽くした戦いが始まります。
ライオネスの食への追及が窮地を招く
ネタバレです。おとぼけライオネス一行は水辺で足止め中です。倒れていたパーティーの人の荷物から小麦を取り雑炊を作る中でチャルチックに止められた半漁人の髪にあった水草を入れます。しかし皆の様子を見て気分なのかと食べます。
水辺での攻防は大型のクラーケンを倒す為にマルシルの魔法とセンシの知恵を合わせてクラーケンを倒しこちらも調理します。しかしクラーケンについていた寄生虫に興味を持ったライオネスはあろうことか内緒で生で食べてしまいます。その事で腹痛を起こし死ぬような危機が訪れます。しかしマルシルの回復魔法などで何とか一命を取り留めます。
感想
今回もたくさんの料理が出てきます。雑炊に始まりかば焼き焼肉など普通においしそうですが、材料は全てダンジョンです。調理場面もうまくおいしそうに作っていますのでグルメ漫画としてもいけます。
そして今回もセンシの為になる話が出てきます。クラーケンの退治の時に生態系の話が出てきます。それはマルシルの魔法一撃で大量に倒したことに端を発しているのですが、現代社会でも問題となるような話です。センシの話にはいつも深みがあります。
更に今回はマルシルとファリンの出会いの物語が描かれていますが、正反対の二人がお互いを認め合い友達になっていく過程は感動します。エリートであったマルシルと落ちこぼれのファリンが壁を作らずに接していく過程は見習う所でしょう。
そして前回仲間割れした金目当ての魔術師ナマリが登場します。魔力の弱ったマルシルの代わりに大活躍します。ここでは水球上の魔物が出てきますがここで大ピンチを迎えます。凶暴に射撃を繰り返しナマリも死んでしまいますが、連れの老魔人タンスの魔力により蘇ります。
ここで一つ分かった事があります。この建物中では死ぬことは許されないと言う事です。恐ろしいです。
ますます話が進み謎も増えてきたダンジョン飯。今後の展開はどうなるのでしょうか。レッドドラゴンに辿り着くまでいくつの料理と困難が来るのでしょう。次を待ちましょう。
この記事へのコメントはありません。