嘘ばかりのアキの嘘を、リコは勘づき始めます。
そして、リコの声は音楽プロデューサー高樹を引きつけ、高樹はリコをスカウトします。
「どうしよう俺 天才見つけちゃった」
リコはアキの嫌う音楽の世界を選ぶのでしょうか――。
漫画「彼女は嘘を愛しすぎてる」2巻のあらすじ
リコとアキのキスを、祐一はエレベーターの防犯カメラで目撃してしまいます。そしてアキは祐一とリコの仲が良い様子に自分が彼氏であるということを主張し、タクシーでリコと帰ります。
そのタクシーの中で、かかってきた電話で茉莉に会いに行くよう指示を受け、アキはしぶしぶ彼女のもとに向かいます。タクシーを降りるアキを見て、リコは思います。アキはニートでも童貞でもなく、ぜんぶ嘘かもしれないと。
落ち込むままタクシーを降りたリコは、歌を歌います。その横で同じ歌を歌った男は、高樹でした。
そしてアキは茉莉に呼びだされ、貸し切りにした美術館のレストランで、茉莉と会います。別れたくないという茉莉は、高樹のことを知られるのがずっと怖かったと語り始めます。音楽プロデューサーの高樹に見つけられ、音楽の道に入った茉莉。
くしくも、その時高樹はリコに茉莉に言った言葉と全く同じ台詞を言っていました。
「どうしよう俺 天才見つけちゃった」
リコは、茉莉と同じように高樹に見いだされ、新たな歌姫になっていくのでしょうか。
漫画「彼女は嘘を愛しすぎてる」2巻のネタバレ
ネタバレです。高樹は、茉莉の限界を感じていました。美人が失恋の歌を歌っても共感されない、ブスではないけど、美人ではない愛嬌のある感じ……その理想に、リコがぴったりだったのです。
リコは、日曜日に祐一と蒼太とスタジオに行くことになりました。祐一達は河原でバンドの練習をしますが、そこに偶然アキが通りかかります。
アキはあからさまにリコが好きだとわかる祐一に不快感を感じながら、リコを探しますが、祐一はリコもメンバーだと言うことを否定し、アキを追っ払います。その場を離れたアキに、リコから電話がかかってきました。
アキは、リコを不安にさせていることを感じて「大事にするから」と言います。
茉莉と美術館で会った時、アキは「僕もう結構今のカノジョ好きになっちゃった」と告げ、大事なんだと実感した、とはっきり言っていました。
「僕のことを僕が思うのと同じように大事に思ってくれる人を大切にしたい」そういうアキは、泣く茉莉を残してその場を去ります。
そして、リコは「歌う女は嫌いなんだ」というアキの言葉と、アキを傷つけた『歌う女』を意識し続けていました。
電話をしたアキに「大事にするから」と言ってもらえ、歌う女と三年つきあっていたことを告白されます。しかし彼女と別れたことと、その時に今の彼女を大事にしたいと言ったと言われ、リコは泣きます。あなたを傷つける全部から守るとリコはあらためて宣言し、求める言葉をもらったアキは笑います。
リコは近くにいたアキに会いに行き、キスをします。リコを探しに来た祐一はそれを見てしまいました。リコを好きな祐一は、まだリコをあきらめきれませんでした。リコに告白する、そう思いながら走っていた祐一は、それを見て望みを断たれます。
リコ達三人は高樹の元を訪れますが、そこでリコは茉莉を見かけます。綺麗な茉莉にリコは驚き、精一杯のおしゃれをした自分と比較して自分が可愛く見られようとした努力が無意味にすら感じます。
また高樹はリコ達に、デビュー決定を宣言し、カメラの前で弾くフリだけすればいい、音は上手い奴に代わりに弾いてもらう、との台詞はリコ達にショックを与えます。
クリプレもそうだという高樹のつきつける真実に、リコ達はどのような選択をするのでしょうか?
漫画「彼女は嘘を愛しすぎてる」2巻の感想
アキは、リコに少しづつ真実も語り始めました。自分を真剣に思ってくれるリコを大切にしたいと思い始めるアキに、彼の純粋さと、ずっと求めていたものが与えられた嬉しさを感じて、微笑ましくなります。
アキが大好きなリコですが、アキが嫌っていた音楽業界に高樹によってスカウトされ、新たな高樹プロデュースのミュージシャンになる道が開かれていこうとしています。
リコにあったことでずっと好きだった茉莉と決別ができたアキでしたが、リコが茉莉と同じ道をたどることによってアキとリコの間にも亀裂が入ってしまうことが予測出来ます。
また、高樹の提案に音楽業界の嘘を知ってしまったリコ達はどうするのか、次回の展開は必見です。
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