貧乏な家に生まれ育ち、遂に母親の実家へ帰ることになった帰山家。高校入学目前で、バイトで制服を買おうとしていた美玲はショックでたまりません。しかし、思わぬ事故から、大学生の超イケメン真野に拾われ、住み込みの家政婦として働くことに。
無事高校にも入学したものの、真野との生活にドキドキしっぱなしです。自分のような、貧乏なゴミ女が恋などしてはいけないと思うものの、真野の優しさに惹かれていく美玲です。
「僕の家においで」2巻のあらすじ
真野から入学祝に携帯電話を貰った美玲。初めて手にする携帯に感激です。初めての番号・アドレス交換の相手が真野だったことに、信じられない思いでいっぱいなのです。
自分以外の男にアドレスを教えちゃだめだと言われ、第一優先は真野だと答える美玲。その言葉に真野は嬉しくてたまりません。そして、真野が自分を必要としてくれているのが嬉しい美玲です。
入学式当日、教室に入った美玲は、隣の席の男子に軽く挨拶をしたものの、異常なほどのネガティブな対応が返ってきます。自分の存在をまるでゴミのように扱う隣の席の鈴間。
よく見ると、入学式なのにブレザーは着ていない、ズボンも指定の制服ではない、しかも靴下を墨で染めています。まるで自分と重なってしまった美玲は思い切って鈴間に声をかけるのでした。
「僕の家においで」2巻のネタバレ
鈴間とアドレスを交換してしまい、真野との約束を破った自分を責める美玲。友達第一号のアドレスを消去しますが、それを知った真野は嬉しいながらも誰と交換しても構わないと言います。
美玲を学校までバイクで送った真野は、そこで初めて鈴間と会います。思った以上にとてもいい子だったことに安心した真野。学校前で真野を見た女子が騒ぎ出します。真野は通っている大学のミスコングランプリ、ミスターまのりんと呼ばれる有名人だったのです。
そのことがきっかけで、クラスの女子からも話しかけられるようになり、友達が次第にできていった美玲でした。
鈴間の様子がおかしいことに気付いた美玲。聞くと、鈴間の両親が夜逃げをしたというのです。友達のところに行こうにも、行く当てのない鈴間を美玲は連れて帰ります。事情を聞いた真野は、しばらく家に置くことにしたのでした。
3人の生活が始まり、鈴間を楽しませようと頑張る真野と美玲。真野は鈴間の存在に不安を抱きながらも、美玲が笑顔でいるために何でもないふりを続けます。
しかしある夜、鈴間はとうとう美玲に想いを打ち明けます。初めて男性から想いを打ち明けられた美玲。帰宅した鈴間は、美玲の様子がおかしいことに気付きます。
感想
3人の奇妙な共同生活が始まりましたね。今どき珍しいほどの貧乏な美玲と鈴間を引き取ることになった真野。美玲と二人きりでずっと暮らしたかったでしょうが、美玲の頼みとあっては、鈴間を追い出すわけにもいきませんよね。
鈴間が美玲を意識していることを感じていた真野は、これみよがしに鈴間の前で美玲と親しげにしますが、その真意は美玲に伝わることはありません。それほど美玲は自分に自信がないのですね。
美玲の純粋さに惹かれたのは鈴間も同じで、遂に鈴間が先に想いを伝えてしまうという事態になってしまいましたが、なんとなく気付いてしまった真野は、どう対応していくのでしょう。
鈴間がいい子なだけに、真野としても複雑な思いでしょうね。この先の展開がとても楽しみです。
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