人類とゴキブリ達は、さらなる進化を遂げ、死力を尽くして戦います。
対テラフォーマー戦用のプロフェッショナルである幹部は、一人でテラフォーマーを殺せる強さを備えています。しかし、進化を遂げたゴキブリは、新たな能力を見せました。
その力を目の当たりにした小吉は、大きな衝撃を受けます。
漫画「テラフォーマーズ」3巻のあらすじ
アネックス1号に侵入したテラフォーマー達は、たやすくクルーを殺していきます。為す術もないように見えましたが、高い戦闘能力を持った幹部達の活躍で、艦内のテラフォーマーは倒され、高速脱出機により、クルー達は火星へと着陸します。
幹部をリーダーにして出身地により第一班から第六班に別れ、火星に降立ったクルー達でしたが、次々と襲いかかるテラフォーマーに苦戦します。
そんな中、脱出機に侵入したテラフォーマーに、シーラは対テラフォーマー用蟲獲り網を発射し、捕獲しようとします。捕獲は成功したかに見えましたが、網の中のテラフォーマーは、謎の能力でシーラを攻撃、シーラは胸を射貫かれて絶命。
その力に見覚えがあった小吉は、絶叫します。
漫画「テラフォーマーズ」3巻のネタバレ
ネタバレです。シーラの胸を貫いたのは過酸化水素とハイドロキノンから成る超高温のガスでした。それを見た小吉は、「バグズ手術」と叫びます。
小吉はその能力を二十年前のバグズ2号の仲間、ゴッド・リーの能力として見たことがあったのです。テラフォーマーは、バグズ2号の技術をもってバグズ手術を受けている。それは技術を奪うか、流されたかしたことに気づいた小吉は、それを時代遅れの技術と切って捨てます。
新しい手術の名は、人為変態『モザイクオーガン手術』。
テラフォーマーの持つ、人と昆虫ほどに離れた者を協調し共存させる、免疫寛容臓《モザイクオーガン》と呼ばれる臓器を人体に埋め込むことにより、昆虫やその他の生物の能力と融合させる手術のことです。
これにより、バグズ手術で使われていた昆虫型のベース以外にも、陸・海・空の地球生物たちの特殊能力を使用出来るようになったのです。
バグズ手術の時よりも、より力を増したクルー達は、反撃に出ます。ミッシェルはテラフォーマーと戦い、勝利します。
彼女はバグズ2号艦長だった、ドナテロ・K・デイヴスの娘であり、彼の能力、弾丸蟻《パラポネラ》の力を遺伝によって受け継いでいます。さらに、手術により爆弾蟻の力も兼ね備える彼女は、今回の計画で燈と共に最も大きな戦力とみなされているのです。
驚異的な戦闘力と、テラフォーマーを捕獲出来る『糸』を出せる燈の能力は、まだその全貌が明らかになりません。
戦いに勝利したかにみえましたが、火星の湖の中から現われたテラフォーマーは、ミッシェルを拘束します。そして、高速脱出機に降り立つテラフォーマー。クルー達に新たな危機が迫ります。
漫画「テラフォーマーズ」3巻の感想
危機また危機で、息もつかせぬ展開が続く「テラフォーマーズ」ですが、どうにかアネックス1号のクルー達は火星に降立つことが出来ました。
しかし、彼らに襲いかかるテラフォーマー達は、二十年前よりも進化を遂げており、これからの苦戦が予想出来ます。
また、1巻であった「ラハブの神々」が建てたというピラミッドに酷似した建造物を見上げた第三班のアシモフは、俺らの任務をはじめる、と意図ありげな言動を見せます。
一枚岩ではないらしきアネックス1号の乗組員達ですが、当初のウィルスのサンプル採取という計画は無事遂行出来るのでしょうか?
燈やクルー達の謎とあわせ、これからの動きから、目が離せません。
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