命を懸けた廃ビルからの脱出ゲーム始まりました。貘と梶は、この戦いに勝利し、無事脱出することができるのでしょうか。
貘の読みは、今回も危機を乗り越えることができるのでしょうか。新たなゲームの幕開けです。
「嘘喰い」2巻のあらすじ
貘と梶を追う殺人者たち。脱出しない限り、この廃ビルで無残に殺される運命です。ビルに様々なトラップを仕掛けるQ太郎。手下である殺人者たちは、次第に貘と梶を追いつめます。
しかし、トラップを巧みに利用する貘には、騙し合いなどなんの役にも立たないのでした。トラップを信用しすぎる余り、思い込みで動いてしまう殺人者たちは、まんまと貘に捕らわれてしまうのでした。
一瞬で多くの権謀術数を張り巡らす貘に、殺人者たちはこれまでの貘の生き方に恐れを抱くのです。
Q太郎に、貘の正体を告げる立会人の夜行。Q太郎は、嘘喰いと呼ばれる史上最強のギャンブラーが相手だったと知り、ますます興奮するのでした。そしてその興奮は、更なる殺人者投入へ繋がるのでした。
「嘘喰い」2巻のネタバレ
刺客である殺人者たちを次々と封じた貘。Q太郎は、最強の殺人者・ロデムを送り込みます。怪物とも言われるロデムに、ビルの中にいる人間全てを殺すよう指示するQ太郎。
貘に捕らえられた殺人者たちも恐れます。手下をあっさり切るQ太郎。もはや手下も狩りの獲物でしかなくなっていたのでした。
超人並みの身体能力を持つロデムには、壁も天井もあって無いようなもの。全てを破壊しながら貘と梶のもとにたどり着くのでした。
ロデムを投入されたことにより、梶のギャンブルに対するスイッチが入り、嬉々として動き回ります。
ロデムと呼ばれる怪物は、Q太郎の実の息子であるマルコに実験を繰り返し、完成させた殺人鬼だったのです。幼いころから特訓を重ね、実験薬物を使い、過度のストレスと薬物の副作用、それで完成したのが殺人鬼「ロデム」なのでした。
Q太郎の狂気を目の当たりにした夜行は、陰で貘に肩入れをします。盗聴したロデムとQ太郎の会話を全て、夜行は貘に届けるのでした。
ロデムを操ることに成功した貘。目の見えなくなったロデムは、Q太郎の声色を真似た貘の指示により、次第にQ太郎を追いつめていくのでした。
感想
手に汗握る展開になりましたね。我が子を実験材料とし、殺人鬼に作り上げるというQ太郎の狂気は凄まじいものがありますよね。そこまでして手に入れたい賭郎としてのトップの座。恐ろしいですよね。
もはや、善悪など存在しないこのゲーム、生き延びるか、殺されるか、2択の中では確かにモラルなど通用しません。命を賭けたゲームまで楽しむ貘。勝ちしか見えない貘にとっては、賭けるものが命であろうと関係ないのかもしれません。
貘についてここまで来てしまった梶のほうこそ大変ですよね。もともとはただの気の小さい一般庶民です。置かれている状況で、ただひたすら貘を信じる姿は、ある意味けなげですね。どうか無事にふたりとも脱出してほしいと思います。
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