世界の平和を救う為に活躍する勇者。勇者は強く決して負ける事はなく常に強い立場でみんなを守ってくれます。外敵からみんなを守る勇者がもし死んでしまったらどうしたらいいのでしょう。そんな展開の漫画「勇者が死んだ」はスバルイチさんの作品で悪魔との戦いをコミカルに少しエッチに展開します。
「勇者が死んだ」のあらすじ
勇者が封印した地獄の門の前で宝探しをする盗賊達。必死に宝を見つける盗賊たちの後ろにはたくさんの悪魔たちがいました。そして3ヶ月後ある村にトーカという農夫がいました。
トーカはきれいな大根に靴下を履かす事に興味をもつ少しマニアックな趣味をもつ平凡な農夫でした。そして幼馴染のユナは健康的な可愛い女の子でいつも町を救った勇者とトーカを比べるのでした。そんな平和も束の間トーカの村に悪魔がやってきました。
腹をすかした悪魔は人々を襲ってくるとトーカは逃げるのですがユウナは逃げ遅れて悪魔に食べられそうになります。その時トーカは肉を焼き自分で作った落とし穴に悪魔をおびき寄せるのですが、悪魔は全く興味を示さずユナに迫ります。トーカのピンチに自力で向かおうとするトーカですが悪魔は見向きもせず、ユナを食べようとした瞬間伝説の勇者シオンが現れ一撃の元に悪魔を倒します。
その姿にユウナは憧れの目でシオンを見る様子にトーカはおもしろくありません。そしてお腹を空かせた勇者は先ほどの肉の匂いにつられて、肉の所へ行くと先ほどの落とし穴に落ちてしまいました。そしてそのまま勇者は死んでしまいました。これから世界の平和は誰が守るのでしょう。
衝撃的な展開に驚き
ネタバレです。勇者はトーカの作った落とし穴に落ちて死ぬというあっけない展開で死んでしまいました。その事でトーカはユナを初めとする村人達に責められますが、トーカは得意の話術で「世界を救った勇者が落とし穴に落ちて死んだと言っても誰も信じない」と村人を説得し、シオンをばれないように埋めてしまいます。まだまだ苦難は続きます。
何と次の日起きると何と鏡を見ると勇者シオンになっているのです。これは屍術師アンリの仕業で、彼女はシオンの肉体にトーカの精神を入れ替えたのでした。このアンリはシオンと昔世界を救った仲間でした。
そして悪魔から世界を救うようにトーカに頼むのでした。そして彼女はトーカの肉体を持ち彼を脅し世界を救う旅に同行します。初めは勇者の姿という事もありいい思いをするのですが、中身は弱いトーカのままなのでボロが出始めます。勇者である事を証明する戦いに今度は変わってきます。
そしてその後その旅にカイルという剣士が加わります。シオンの仲間でもあった彼はクールな様子とトーカとは比べ物にならない強さを持っていました。しかしこのカイルも曲者で自身は勇者になりたいと思っていた部分とアンリの事を狙っていました。波乱万丈の旅が続いていきます。
感想と予想
この漫画は1巻でもページ数があるのですが一気に読める程物語の展開がスムーズです。飽きさせないストーリー構成は流石といえます。ただ単なるコメディータッチな漫画ではなく、伏線を持ったストーリーが興味をそそります。
コメディーでありながらアンリとカイルのサイドストーリーがあります。それぞれの事情を伴った丁寧な説明は物語に重みをもたせてくれます。またトーカは変態チックなキャラだけでなくカッコいい姿も見せてくれます。
カイルの裏切りにあい窮地に陥った際に「自分を捨てようとしている人間に、見下される筋合いはねーんだよ」と放ちます。初めの下ネタキャラからの変更に少しシリアス路線への変更かと思いきや、カイルの圧倒的な強さから逃げる姿はやっぱりトーカはこれがいいと思えます。
今後もシリアスとコメディーを混ぜながら物語は非常に楽しみです。今後も新しいキャラも登場してきそうなので新しい展開を楽しみます。
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