暗殺者とは決して表に出る事無くひっそりと影のように暗躍する存在です。世界でもこの暗殺者についてたくさんの映画や小説・ドラマがありました。
この事は漫画の世界でも存在します。そして新たな暗殺者映画「デストロ246」は高橋慶太郎さんのアクション漫画です。また主人公も女子高生という異色です。
デストロ246のあらすじ
二人のメイド姿の女性。その容姿とは裏腹に冷酷な表情を持つこの二人は実業家透野隆一によって買われた南米のマフィアより買われたのです。この二人は17歳で名前もなく南米でも最下層から2番目の段階にありました。
多くの事業を展開する野心家透野はある目的の為にこの二人を怪しい税務処理者サイモン・サイトウを介して自分の復讐の為にこの二人を買い取りました。透野は彼女達に背の高い黒髪の女性に「翠(すい)」髪の長い金髪女性に「藍(あい)」と名付けました。
マフィアのボスサイモンと相対して彼女を引き取りましたが、彼女達を受け取った際に彼女達は恐ろしい能力を見せつけます。サイモンとその手下(数十人)をあっという間に倒します。その戦闘能力に透野は驚きを隠せないようでした。そして二人を連れ日本へと帰りました。自身の復讐の為に彼女達を活動させるために。
殺人者の対決とは
ネタバレです。透野は自身の妻と子供の復讐の為に暗殺者を捜していました。そこで出会ったのが翠と藍です。二人は完全な殺人マシーンです。殺す事に躊躇はなく以前のボスサイモンもあっという間に殺してしまいます。
日本に帰ると二人は高校に入る事を望みます。高校生となった2人は伊万里という背の低いアサシンキラーと呼ばれる殺気に満ちた少女と出会う。その事を楽しむ2人。そして街中で仕掛ける翠と藍。しかし伊万里も学校の殺し屋と呼ばれる腕利きの暗殺者なので軽くいなす。
一方高校生にしてヤクザの組長苺姫とその仲間蓮華(少しチャライ系の少女)と南天(苺姫に服従している髪の長い少女)は自分の組織を守る為に自分の仕事と殺しを遂行しています。
そして伊万里は偶然にも蓮華と遭遇して姫の忠告を無視して対決してしまいます。そしてその事で姫の薬のルートも壊され、姫の組織の売人も伊万里に殺されています。伊万里は軽く自分の上司に姫の売人を殺したと報告します。
感想
この漫画の特徴は女性だけが殺し屋として出てきます。これは作者の意向だそうで、男性は出て来るのですが雑魚だけそうです。そんな特殊な漫画ですがアクション漫画としてはスピード感もあり適度なヴァイオレンスも描かれています。
ガンアクションが中心なので必然的にスピード感は上がってきます。そしてこの漫画での暗殺者は翠と藍を代表的に殺しに躊躇はありません。それは他のメディアでの暗殺者と異なる部分かもしれません。しかし今後サイドストーリー的な内容が描かれていくにつれて内面的な部分も描かれるのではと思います。
また蛍田みのりという伊万里の知り合いのおっとりとした女性刑事が出てきますが、彼女にも特殊な能力がありそうで、今後のストーリーの鍵を握っていきそうです。
画も劇画調である事で安心感があり、女性中心のアクション漫画という異色の作品であっても画の状態で違和感なくストーリーに入っていきます。今後どのような展開が待っているのか楽しみです。
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