大阪へ行った恵を、ヒッチハイクで追った蘇我と藤木。呪いから恵を守ろうと向かった先で、恵はトラブルに巻き込まれ、悪の組織に囚われそうになっていました。
共に囚われそうになっている女を助けようとする恵ですが、蘇我たちを巻き込みたくないため、一人で立ち向かうと言うのです。しかし、一人で危険なめにあわせるわけにはいかないと思った二人は・・・
「天使な小生意気」3巻のあらすじ
組織に囚われた女が、気絶させられ車ごと海に沈められようとしているのを物陰から見ていた恵、蘇我、藤木の3人。警察に通報しようにも、もうそんな時間はありません。
とっさに飛び出す恵に続き、蘇我と藤木も体当たりで車の窓ガラスを割り、女を助け出します。
助け出された女は、危険を顧みず自分や仲間のことだけを思う恵の姿に涙するのでした。銃を持った相手に恐れることなく一瞬で組織をやっつけた恵に、初めて女は自分の名を名乗ります。
礼子と名乗ったその女は、恵の美しい容姿からは想像もつかないほどの男らしさを恵に感じたのでした。
「天使な小生意気」3巻のネタバレ
呪いのせいで、自分の身の回りの人たちが危険な目にばかり遭うようになってしまったことに思い悩む恵は、母親のいるドイツに行くと言い出します。これ以上、まわりを巻き込みたくないという恵に、ミキは言葉がみつかりません。
恵の心情も考え、言葉を選ぼうとするミキと違い、思うままに行動する蘇我は、どこへ行こうとついていくと言い張ります。地の果てまでも確実に着いてきそうな蘇我に、呆れながらも恵はドイツ行きを思いとどまるのでした。
同時に、蘇我のまっすぐすぎるほどのわかりやすさにも、少し安心するのです。
なんとか恵とデートする約束をすることができた蘇我。しかし、見知らぬ男に絡まれている藤木を見かけ、せっかくのデートの時間だというのに、蘇我は藤木を助けに走ります。
まさか蘇我が時間に遅れるとは思ってもいなかった恵。しかし、遅れてやってきた蘇我が傷だらけなのを見て、おおかたの想像はつくのでした。喧嘩とはいわず、転んだだけだと言い張る蘇我。
しかし、蘇我が喧嘩するのは誰かを守るためだと知っている恵は、誰の為とも言わない蘇我に信頼を寄せるのでした。
感想
いつもしつこく恵に付きまとっている蘇我は、鬱陶しいのを通り越して、傍にいるのが当たり前の存在になったようですね。何事も諦めなければ思いは叶っていくのでしょうか。
男に戻りたいという思いはありつつも、蘇我たちが必死で自分を守ろうと体を張る様をみて、恵の心は女性化してきてるのかもしれないですね。ミキはそれが嬉しいようですが、こうなると何が恵にとって幸せなのかわからない感じです。
しかし、相手を信じ、素直に受け入れる恵は、天使そのもの。周囲も、喧嘩が強く口が悪い恵でも、その素直さからやはり天使に見えるのですね。
そして、美しすぎるあまり、どこへ行っても男たちに絡まれてしまう恵だから、蘇我たちも目を離すことができないですよね。結果、ストーカーのごとくどこにでも現れてしまうのですが、それも恵には心地よく感じ始めているようです。
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