幼いころ、本から飛び出たおかしな魔法使いに、女に変えられてしまった恵。本来の、男の姿を取り戻すべく親友のミキとともに本を探そうとします。
どこを探せばいいかわからず、学校の図書室まで調べる有様。本心は女のままで居てほしいと思っている蘇我たちですが、恵に憧れるあまり、協力することを誓うのでした。
「天使な小生意気」2巻のあらすじ
恵を良く思っていない小林。
そんな小林が喧嘩に巻き込まれているところに遭遇した恵は、とっさに小林を助けます。しかし、女は女らしくおしとやかに、という信念を持っている小林には、恵の行動が理解できません。
刃物を持った男の前に、女が飛び出すなど、小林にとってはありえないことなのです。
その後、その時の男たちに捕まった小林。男たちは、小林が大事にしている、友達の形見の人形を持ち去ります。
電車の中から、ホームを歩く男たちが小林の大事な人形をもてあそんでいるのを見た恵。小林の状況を察した恵はとっさに・・・!
「天使な小生意気」2巻のネタバレ
電車の中からホームの男たちが小林の人形を持っているのを目にした恵。小林の大事なものだと知りつつ奪ってきたのだと察します。とっさに、走る電車の窓から飛び降り、男たちの後を追う恵。
男たちに見事な蹴りを食らわせ、人形を取り戻した恵は、姿を見せることなく小林に人形を渡すのでした。
姿は見なくても、取り返してきたのは恵に違いないと思う小林は恵にお礼を言おうとしますが、恵は知らないと押し通し、そんな恵に気高さを感じる小林。またひとり、恵の虜になった男の誕生でした。
呪いの本を探していた恵とミキは、なんと蘇我の部屋でその本を見つけます。昔拾ったものだというその本は、確かに恵たちが探していた本でした。
しかし、本の中の魔法使いは、自分を捨てた恵を恨み、災いが起こるよう呪いをかけるのでした。
それからというもの、道を歩けば上から物が落ちてきたり、釣りに行けば漂流されたり、信じられないような災いばかり起こる毎日。しかし、蘇我たちは恵を守るため、終始つきっきりで身代わりになるのでした。
最初はそんな蘇我たちを鬱陶しいと思っていた恵でしたが、大阪に旅行に行った際に巻き込まれたトラブルにも駆け付ける蘇我たちに、いつしかキュンとなってしまう恵でした。
感想
探し続けた呪いの本がやっと見つかったというのに、解いてもらうどころか更なる呪いをかけられてしまいましたね。
男から女にされ、そのうえ災いの呪いをかけられるなんて、もはや死と隣り合わせの状況ですよね。
恵のことを、体を張って守ろうとする蘇我たち、必死ですね。喧嘩っ早くて、口が悪くて、でも友達思いの優しく美しい恵。本当は男だとわかっても、蘇我たちのなかでは、恵は恵なんですよね。
恵の笑顔を見るために、日本中どこまででもついて行って守ろうとする心意気は素晴らしいじゃありませんか。
男に戻ろうとしているのに、蘇我たちの言動にときめくあたり、心はすっかり女の子なんですね。このまま女の子でいればいいのにと思ってしまいますが、男に戻れるよう願います。
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