吹奏楽部で友達がいない事に気がついたつばさは、部活の合宿で友達を作ろうと決心します。今まで自分が人間関係に受け身だったと感じ、勇気を出して人と接していくつばさ。
人との関わり方を知って、つばさはまっすぐ前を向いて成長していきます。
「青空エール」2巻のあらすじ
自分は吹奏楽部に友達がいない。その事に気づいたつばさは落ち込み気味でしたが、大介の前向きな励ましで、合宿で友達を作る決心をします。そして、大介と携帯のアドレス交換をしたつばさは、合宿中もメールでの励ましに勇気づけられます。
しかし、もうグループは出来上がってしまっているため、つばさはなかなか話しかけられません。輪に溶け込めないつばさは、談笑する部員達を見て落ち込み、自分が今まで受け身でいたことを反省します。
話しかけるスキをうかがうつばさですが、お風呂の時間に同級生が口喧嘩をするのを見てしまいます。慌てて止めに入ったつばさは、喧嘩に巻き込まれてタオルで顔を打たれてしまいますが、それをきっかけに皆と仲良くなることが出来ました。
少しずつ勇気を出して練習にも取り組めるようになったつばさは、マルコという友達も出来て、笑顔で合宿を終えます。
そして、マルコと公園で練習をしながら、つばさはどうやったら上手に吹けるようになるか考え、練習に励みます。つばさは、いつしか全国大会――吹奏楽の甲子園たる普門館に出たいと思うようになっていました。
しかし、100人近い部員の中、レギュラーになれるのはたった50人。つばさのさらなる猛特訓がはじまります。
「青空エール」2巻のネタバレ
ネタバレです。吹奏楽部の定期演奏会が行われますが、部内のテストに合格できないため、つばさは演奏会で吹けるかわかりません。しかし、大介の言葉がヒントになり、なんとかテストに合格することが出来ました。
そして、いよいよ定期演奏会当日。会場で音がはっきり響くのを目の当たりにして、つばさは自分の音が大丈夫か心配になります。リハーサルで音を思いっきり外したことが引き金になり、つばさは自分の演奏に自信が持てなくなります。本番の空気に飲まれ、つばさは自分のパートを吹くことが出来なくなり、それを水島に指摘されてしまいます。
落ち込むつばさですが、そこに大介からの着信が。大介は、演奏会後のつばさの様子がおかしいことに気づき、連絡をくれたのです。
話に来てくれた大介に、つばさは演奏会で吹けなかったこと、自分が逃げたことを泣きながら告白します。
大介が信じてくれたのに出来なかった自分のふがいなさに、つばさは号泣しますが、大介はまだこれからだと、生まれて初めての公式戦で何も出来なかった自分を引き合いに出して励まし、たくましくなりたいと願うつばさに大介は微笑みます。
「青空エール」2巻の感想
部内で友達がいなかったつばさが、受け身だった自分を反省して、勇気を出して人と関わっていこうとしています。萎縮して落ち込んでも、なんとか頑張ろうとしている強さに、励まされたり勇気をもらう方も多いのではないでしょうか。
この作品は、主人公2人の恋愛以外にも、打ち込むものへの頑張り方や、人付き合いなど、不器用なつばさを通して学ばされたり、気づかされたりする事が多い気がします。
大人でも自分の振る舞いを振り返り、共感したり参考になったりと、色々と考えさせられる漫画です。
また、今回もつばさは、大介の言葉に励まされ勇気づけられていましたが、反面大介も、つばさの行動や言葉がヒントになり、野球の技術が上達するなど、お互い影響を受けて成長していっています。恋愛としての進みはまだまだ殆どないに等しいですが、これからの2人がどのような選択をしていくのか、先が非常に楽しみです。
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