あなたの好きな人が魔物であったらあなたはどうするでしょうか?それは衝撃と驚きが交錯する毎日かもしれませんが、本人たちは幸せなのかもしれません。しかし周りはその事を許してくれません。色々な人々が関わり状況は変わっていきます。
そんな切なくも前向きな漫画デビルズラインをまとめてみました。
デビルズラインのあらすじ
平つかさは秋元という大学の同級生と腐れ縁の仲です。秋元はつかさを好きなのですが中々いい関係を築けないまま時間だけが過ぎています。二人でいつものように話していると彼女たちの前に不気味な装いの男と会います。
男の名前は安斎結貴。最近巷では吸血鬼による連続殺人事件が起きていました。不穏な空気に感づいた秋元はつかさを連れて逃げようとしますが、安斎は秋元を確保します。そしてつかさを抱きしめようとした秋元を確保します。
なぜ秋元は確保されるのか混乱するつかさ。取り乱す秋元と冷静に対処する安斎。この後の3人はどのように動いていくのでしょうか?
恋愛模様と鬼を巡る戦い
ネタバレです。秋元こそが連続殺人鬼でした。そして安斎は警視庁公安の人間でこの殺人鬼を追っていました。秋元はつかさを襲う衝動を薬で抑えていていたのですが、抑えきれずに襲いそうになっている所を安斎に見透かされ逮捕されます。
では安斎は普通の人間ではなく吸血鬼と人間のハーフで鬼(この漫画ではこう呼びます)と人間は出会わない方がいいという考えを持っています。
安斎はその後つかさを警護していく内に互いに魅かれていきます。そんな中裕子という女性の確保を受けるのですが、その彼女は安斎の幼馴染でした。彼女を確保するとことに多くの混乱を持つ安斎でした。
改めて鬼の怖さを痛感してしまいます。そんな時に二人に試練が訪れます。鬼を狙ったスナイパーが暗躍して殺しています。ゼロナナは鬼に憎しみを持つ女性でその銃弾が安斎を撃ち抜きます。絶体絶命の安斎を救うつかさ。そして鬼の本性を見せる安斎とゼロナナの戦いが続く中、謎の人物が安斎に助太刀をします。
まとめと感想
この漫画の特徴は繊細な絵のタッチです。優しい絵柄が女性にも人気です。そしてその恋愛模様は切なく時に残酷に優しく描かれます。鬼の宿命を背負った安斎は自身の欲求を殺しながら、つかさを大事に守る姿は切なさを持って描かれます。
鬼は血を見ると欲求が解放されるのですが、それを安斎は薬によって抑えています。そこまでしてつかさを大事にしています。「鬼の前でケガをするな」と言う言葉がそれを象徴します。また秋元に「鬼の怖さを教えたか」という言葉は人間と鬼の共存の難しさが表されています。
鬼は頭を打たれないと死なないのです。そして鬼を憎むゼロナナ。彼女は母を鬼に殺された事により強い憎しみがありました。1人1人と鬼を倒していくゼロナナ。そこには黒幕の存在を匂わせます。二人の純愛に複雑に絡む鬼を巡る事情。今後謎の人物(安斎を手助けした人物)がこの話の鍵を握りそうです。そして安斎とつかさはハッピーエンドを迎えられるのか、今後の展開が楽しみです。
この記事へのコメントはありません。