格好いい男の子と同居、というのは憧れるシチュエーションのひとつではないでしょうか。
ヒロイン葵は、ひょんな事から学園の王子と言われる久我山柊聖と一緒に住む事になってしまいました。
しかも柊聖は親友の萌が好きだった人で……?色んな意味でドキドキの同居生活が始まります!
「L・DK」1巻のあらすじ
西森葵は、学園の王子、久我山柊聖に、友達の萌を手酷くふった事をなじります。しかし、うざい、目ざわりと一蹴されてしまいました。葵は萌に、もっと怒っていいと先ほどの事を訴えますが、萌はもうどうでもよくなったと、葵の行動に感謝を伝えます。
葵はそんな萌に感動し、転校しなくて良かったと抱きつきます。葵は、高一の時に親の急な転勤で転校させられそうになったのを、何とか親を説得して一人暮らししているのです。
そして、葵がアパートに帰ると、引っ越しの挨拶に隣人が現われました。扉を開けると、そこにいたのは王子、久我山柊聖でした。驚く2人でしたが、柊聖は引っ越しの手土産を押しつけてさっさと戻ります。
葵は苛立ち紛れに萌に柊聖が隣に越してきた事を話しますが、萌はふっきれてるから大丈夫と落ち着いた様子。
本当にいいのかとモヤモヤしながら自室で考える葵の耳に、隣室で何か壊れる大きな音が響きます。慌てて隣の柊聖のもとに確認に行けば、扉を開けるなり柊聖が倒れ込んできました。バイト三昧の苦学生だという柊聖に、葵は食事を作ります。うまいと素直に喜ぶ柊聖に、葵は普段とのギャップで衝撃を受けます。
また、葵は一緒に食事をするうちに柊聖の本音を聞く事が出来ました。よく知りもしないで告ってくる奴は気味が悪い、まわりであーだーこーだ言う女は面倒くさいと思っている柊聖に、葵は真正面からぶつかって向き合おうとする子でも拒否するのかと問いかけます。そんな女はいないという柊聖の顔は、何かを思い出すかのようでした。
そんな折、葵は柊聖の部屋の前で、郵便受けから中をのぞき見している女子高生2人を見かけます。注意すると2人は逆ギレし、キレて女子高生とつかみ合いになった葵でしたが、柊聖が現われ「アンタらが引っ込めば?」と葵の頬にキスをします。
さっきの事はどういう意味か聞く葵ですが、柊聖は深いイミはないから気にするなと言い、葵の手当をしてくれます。2人分のご飯を作りながら、葵は柊聖を意識してしまいます。しかし考え事をしていたせいで、フライパンに火柱が立ち、スプリンクラーが作動、柊聖の部屋が水浸しになってしまいます。
そのためで、部屋の修繕が終わるまで柊聖は葵の部屋に住む事になってしまいました。予期せぬ同居生活の始まりに、葵は動揺が隠せません。
「L・DK」1巻のネタバレ
ネタバレです。同居生活が始まり、葵はペースが乱されっぱなしです。葵は、柊聖が好きだった萌の手前、同居しているということを言い出せません。
そんな中、柊聖がいるのに萌が急に遊びに来てしまい、必死で取りつくろおうとします。そして萌は、柊聖がまだ好きみたいだと葵に打ち明け、葵は部屋の中に仕切りを作り、柊聖と何とか距離をとろうと画策します。
ある日、葵が寝ている間に仕切りの向こうで女と柊聖の怪しげな声が聞こえてきました。怒って止めようとした葵ですが、そこにいたのは何と萌でした。
萌は、柊聖にいきさつを聞いて、事情を知っていました。一緒に住んでいた事より黙っていた事に腹が立って、イジワルしたくなったという萌に、悪巧みを吹き込んだのは柊聖でした。
萌に(柊聖が)好きなんでしょ?と言われ、否定しますが、萌は何もかもわかっている様子。また明日学校でね、という萌の許しに、何も言えなくなってしまいます。
段々距離が縮まっていく2人ですが、柊聖のもとに謎の女性が現われ、泣きながら柊聖に抱きついて――?
「L・DK」1巻の感想
映画化もした「L・DK」は、大人になりかけの女子にとっては憧れとドキドキのシチュエーションがつまっています。
ひょんな事から学園の王子と同居が始まり、口喧嘩をしながらも、だんだん距離が縮まっていきます。王道にしてポイントを押さえているので、まんまとはまってしまう印象です。
何を考えているかわかりにくい硬派なイケメンが、作った食事を素直に美味しいと喜んで食べてくれて、ヒロインにだけ心を開いている、そんな状況はハマるしかありません。案の定ギャップで葵はキュンとしてしまうわけですが、親友との間での葛藤に悩み、素直になることができません。
まだまだ波乱がありそうな2人ですが、これからの展開に期待したいです。
この記事へのコメントはありません。