チャンスをチャンスとして捉えられる人が一流なのでしょう。普通の人はそれをプレッシャーとして捉え普段の力が出せないという所が分かれ道なのでしょうか。そのチャンスを活かして大きく成長していくという事が大事なのでしょう。
「風夏」ではフェス本番が始まり優も緊張の一日といった所でしょうか。しかし今以上の力を出せるような気がします。
「風夏」11巻のあらすじ
とうとうフェスという名の真剣勝負が始まりました。優達Fallen Moonは順調にスタートしました。課題を乗り越え進化したステージで観客を魅了していきます。その頃望月一檎のステージが始まろうとしていました。二組のバンドは競い合うように演奏しました。しかしFallen Moonの観客が望月達のステージが始まると少しづつ移動していきました。
そしてその夜ヘッジフォッグスのライブに藍井に誘われるも気乗りしない優は断ります。今回のパフォーマンスで望月に負けた事がショックであったのです。一方望月もFallen Moonの観客を奪えなかった事に苛立ちを隠せないようでした。
次の日は碧井のステージがありました。碧井は優に自分のステージを最後まで見てくれるように伝えます。そのステージの中で碧井は優達の曲をプレイして自分も一緒に戦っている事を伝えます。しかし最後まで碧井のステージを見る予定が観客に流されラビッツ(小雪)のステージまで移動してしまいます。当然小雪はいつも以上のパフォーマンスを見せます。
その夜社長を交えた反省会では社長のダメ出しはあったものの、おおむね満足してもらいました。その席にヘッジホッグスのニコが現れ優達に驚きの提案をします。
奇跡のコラボが二人を進化させる
ネタバレです。優達は一生懸命プレイしますが、望月のパフォーマンスに圧倒された形になりました。しかし望月は全部の客を移動させる事が出来づに優達のライブが気になっていました。しかしその事を知らない優の悔しさは埋まることはなく二日目を迎えます。
碧井は優達の曲を自身の出来るパフォーマンスを全力でプレイして、優への無言のメッセージを送ります。しかし小雪のステージが始まると碧井の前からも観客がいなくなり、更に優も観客に飲み込まれ移動させられます。夜のミーティングでは社長は相変わらず厳しいですが、違約金の話はなしになりました
。
そしてそこへニコがふらっと現れ明日30分だけ時間をやるので優達と碧井とのコラボバンドをやるように提案します。しかし最上にも同じことを言われ断っていたのですが、今回はその提案を楽しそうだと受けます。
そして当日メインステージから離れた水辺のステージで初めてのコラボバンドは演奏します。しかしこの場所は外れた所なので観客はヘッジホッグスのみでしたが、精一杯プレーします。しかしライブは熱く自然と人が集まってきます。また若葉のSNS広告も効果を発揮してかなりの人々が不便な場所にも拘わらず人が集まり成功を治めます。
コラボバンドは盛況を究め初めてのステージとは思えない程息ピッタリのパフォーマンスを続けます。そして今までに見た事のないような迫力はルパードのライブの観客もさらい、望月・シェリー・小雪をも驚かせます。そしてシェリーのステージも盛況に終わり最後のヘッジホッグスのライブへと繋がりますが、ここでニコから驚きの言葉が出ます。
感想
今回フェスのクライマックスへと進みます。優達は初めは意気消沈というか現実を叩きつけられたようで中々上手くいかない事に悩んでいましたが、藍井を迎えるというサプライズで息を吹き返します。
ここのストーリー展開は分かっていてもドキドキ感がありいい感じで読めます。そしてこの巻ではヘッジホッグスのニコの引退という重いテーマもありますが、これが今後どのように影響するのか待ちたいと思います。
またコラボが成功した優と碧井ですが最後で衝撃が待っていました。実は秋月風夏を殺した人(事故の加害者)が碧井風夏の父であったという展開は予想できそうで意外でした。フェスも一応の成功を収め、さあ次は飛躍と思っていた先の困難というのはまだ飛躍は早いのでしょうか。
次巻では今までの伏線が回収されるのでしょうか?ここで碧井と秋月二人の風夏の優との関わり方が変わってくるのでしょうか?ここからの展開は予断が許されません。
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