入り組んだ家庭環境で育った沢田透。晴れて高校の入学式を迎えますが、教室にいたのはなんと叔母の安宅菅子。同じ歳の菅子は千葉に住んでいたはずで、なぜ東京の高校の、しかも同じクラスにいるのか眩暈を覚える透。
叔母の菅子に振り回される日々の始まりです。
「オイ!!オバさん」1巻のあらすじ
入学式後、家に帰るとそこにはなんと菅子の姿が。透の母の妹である菅子は、透と同じ16歳。透の家から高校に通うことになったと言うのです。
幼いころから甥である透が可愛くて可愛くてしかたのなかった菅子。学校行事には自分の学校をサボって、透の保護者感覚でいつも見に来ていた菅子。そばに居たいばかりに、同じ高校に入学してきたのでした。
そんな菅子が苦手な透。千葉ではメドゥーサと呼ばれるヤンキーでしたが、普通の高校生になるべく上京。透のそばに居る時だけは優しい自分でいられると言うのです。
ベタベタされて、大好きな持田に誤解されるのだけは免れなくてはいけません。頭の痛い日々の幕開けです。
「オイ!!オバさん」1巻のネタバレ
「オバさん」と他人に言われると、極悪非道なヤンキー、メドゥーサへと変貌してしまう菅子。しかし、普通の女の子を目指す菅子は数々の目標をたてながら学校生活を送ります。
見た目が可愛らしいだけに、入学以来学校中の男子生徒の憧れの的となっている菅子は、学級委員に立候補します。共に学級委員になったのは持田。
透が持田を好きなことを知っている菅子は、愛する甥のため一肌脱いで応援しようとするのでした。
持田を誘い、透と3人でファミレスへ来た菅子。しかし、菅子と透があまりにも仲がいいことから、持田は、ふたりが付き合っているのだと誤解します。恋に恋する持田は、そんなふたりを憧れのまなざしで見つめるのでした。
クラス対抗の球技大会が行われると知った菅子は、早速クラスでの練習を提案します。菅子の言うことなら何でも聞くクラスの男子たちは張り切って練習する毎日。仲間とスポーツで汗を流すことをしてこなかった菅子は、楽しくて仕方ありません。
こういう生活に菅子は憧れていたのだと、菅子の姉である、透の母親は言うのでした。そして、そんな菅子の姿に安心するのです。
3年生男子とのトラブルから、菅子がメドゥーサだったことがばれてしまいます。そんな3年生の元へ、菅子を探す一人の少女が現れたのでした。
感想
菅子が常にオバさん目線で透を可愛がっている様子がいいですね。菅子の目には、幼い泣き虫だったころの透のままなんですね。
思春期で反抗期の男子にとっては、この上なく鬱陶しいことではありますが、透は菅子には強く出ることができない様子。菅子がメドゥーサに変貌しないよう、目を離せないというのも理由のようです。
そして、菅子の姉である透の母親もまた、菅子が普通の高校生活を楽しんでいることがとても嬉しいようです。
持田に誤解されたままの透。なんとかして仲良くなりたいと思っていても、持田は持田でかなりの天然。いろんな意味で手ごわそうです。
最後に出てきた謎の少女。菅子のヤンキー時代の知り合いのようですが・・・
この少女の出現で、またなにか一波乱ありそうな予感ですね。
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