夏と言えば音楽フェス。いろいろなバンドを一度に見れるという事で大人気で、時期になると数多くのフェスが行われる。観客は楽しめるのですが出演者は大きなプレッシャーの中で戦います。ある意味ミュージシャンにとっては戦場でしょうか。
そして優達にも大きなチャンスと試練がきます。バンドとしての成長を試すいい機会がやってきそうです。
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「風夏」9巻のあらすじ
前座とはいえ武道館への出演も盛況に終わった優。今回は碧井風夏とプールに来て遊んでいます。疲れて話をする二人は自然と武道館での五本目のマイクの話になります。その事を優に尋ねる碧井。そして秋月風夏の事を話しもう恋愛はしないと伝える。それに対して碧井も多分恋愛はしないと話す。お互いの気持ちを察しその場は別れます。
一方、ヘッジホッグスのタマはフェスをやりたいと事務所で打ち合わせの中で伝えます。何か大きい事を考えているタマ。そして優と那智はヘッジホッグスに呼び出されます。ニコは優にベースを、ヤッさんは那智にドラムを教えます。
そして優はタマにボーカリストとして一定の評価をもらいます。タマ達と話している時に碧井のライブが始まりそのライブに見入る優と那智。すると碧井の機材にトラブルが起き二人は思いもよらぬ形でコラボします。3人は予想以上の融合性を見せます。
訪れる試練と大きなチャンス
ネタバレです。武道館での興奮のステージが終わりプールで優と碧井はお互いの事を軽く話します。優は秋月風夏の事を思い「恋愛はもう一生恋愛なんてしないと思う」と話すと寂しそうに笑いながら碧井は「きっと一生 恋愛なんてできないから」と話します。優はともかく碧井にも何か辛いことがあるようです。
一方バンド方面ではヘッジホッグス主催のフェスが行われる事が決定し、ニコとタマとヤッさんは優と那智に指導をします。そして碧井との偶然のコラボをします。
また小雪と優も新たな展開に進みます。碧井と優の仲を探ろうとする小雪は大胆にもキスをして「ニコくんの事が好き」と叫びます。困惑して練習に身が入らない優にメンバーも少し心配になります。
その後碧井に秋月風夏とのおそろいのストラップをとられてしまいますが、優は逆に吹っ切れたような気持ちになります。夜道を歩く優と碧井は秋月風夏やバンドの事を話します。
そこで碧井に「私好きよ 優くんの声」という言葉に優は秋月風夏を重ねます。そして碧井の腕を引き「風夏」と声をかけます。それは秋月と碧井の二人の風夏の中でゆれているのでしょうか?
感想
今回も内容盛りだくさんです。優は碧井と秋月という二人の風夏に惑わされて恋愛をどのようにしたらいいか悩んでいるようです。本当は碧井にひかれ始めている事を隠しているようです。
これは碧井も同様です。何か自分の気持ちを隠すようでもどかしさをおぼえますが、優はともかく碧井にも事情がありそうです。この事は後々分かってくるでしょう。
そしてフェスの事ですがヘッジフォッグス主催ですがこれも何か思惑がありそうです。そして楽器指導と碧井とのコラボと順調に進むかに見えてフェスへの参加には困難が付きまといます。天谷社長からの失敗したらペナルティーと最上からの過剰なプレッシャーなどフェスに参加するまでも困難続きです。
また優が風夏と名前で呼んだ事と小雪のキスは新しい恋愛の展開を呼びそうです。そして二人が仲良く料理を作るなど関係性も良くなっているようで軽い緊張感が走るのはコメディータッチでいい感じです。
天谷と最上の関係性と碧井の意味深な言葉などかなりの伏線が張られています。これを次巻で回収するのでしょうか。また新しい強烈な過激キャラ望月一檎も登場して次のフェス編に期待です。ちょっとづつですが、全体の流れが大きく動き出しそうです。
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