好きな事を仕事にするという事は非常に大きな葛藤を生みます。好きな事だから妥協できない、しかし仕事としては妥協も必要です。そんな苦しみを乗り越えた時に大きく成長出来そうです。優達は電光リベリオンへの参加をしましたが、何か波乱が起きそうです。
風夏7巻は優の成長が見られそうです。
「風夏」7巻のあらすじ
優達「フォールン・ムーン」が参加している電光リベリオン。このフェスは出来レースである事を知った優と風夏は憤る。しかし風夏のバンドはその大人の事情に負けてしまいます。そして優達の出番がやってきます。
大人の事情に納得いかない優はバンドのメンバーと話し合いステージへと立ち、このフェスを棄権します。そしてこのフェスの為の新曲をプレイします。そのパフォーマンスは大きな興奮と評価を得ます。その後同じく参加した着ぐるみバンドラビッツも棄権をします。
そしてある一定の満足感を得た優が帰ろうとした時に風夏が労いの言葉をかけます。その時今回の審査委員長でありこの出来レースを仕掛けたクール系の男最上が現れ、二人に対して評価を与え更にある提案をします。
それは風夏が優達のバンドにボーカルとして入ればプロデビューさせると話します。風夏は躊躇しますが優は即座に断ります。最上はその事に疑問をぶつける最上だが優とメンバーの気持ちは動かないのでした。
困難を糧に前を向く
ネタバレです。優と風夏はインチキに憤慨するも風夏は成す術もなく罠にはまってしまいます。しかしその状況を見た優は棄権を宣言してパフォーマンスを開始します。このパフォーマンスが好評でアンコールを受けます。
そして大盛況の中会場を後にしようとする優に最上は風夏を加えバンドを再編成しプロデビューさせると提案します。その事に大きく揺れる風夏。しかし優はバンドはパーツではないと言い放ちその提案を断ります。
そしてフェスが終わり那智の卒業式の日。優は三笠と沙羅にあるサプライズを提案します。そして卒業式が終わり同級生と談笑し最上の言葉を思い出し後悔していました。その時に優達から屋上へと呼び出されます。
そして優のサプライズというのは学校を止めバンドに専念するという事でした。そして那智は「どんな険しい道だろうと コイツらとは最短で突っ切れそうだ」と思います。
そして馴染みのライブハウスへとまた向かいライブの申し込みをしますが、店長からは甘いと怒ります。そしてルパードはTV主題歌で大々的にデビューする事を伝えられ、ライバルバンドとの差を知らされる。そしてその時一人の女性が現れ4人を拾うと伝え優達を自分の事務所へと向かい入れます。しかし過酷な条件付きでした。
感想
展開が目まぐるしい風夏。今回はバンド中心の話です。バンドの成長とそれに伴う困難を表現豊かに描いています。夢を見る事と現実は違うという事をドラマティックに描いているのですが、ハードな感じではないので見やすくなっています。
ただ事務所に騙されているのではといった展開や課題をクリアさせるために修行するといった、こういった漫画ではありがちな、落ちても這い上がるといった状況をスピディーに描く事でうまく話しに入っていけます。
また初登場のキャラ天谷早織。プロダクション社長でありながらミステリアスなドSキャラはちょっと今後どのように関わってくるか楽しみです。もう一人最上。クール系でいて策士といった雰囲気を持っていますが、何かその性格には事情がありそうです。
そして藍井風夏と小雪と優との関係も今回はちょっと小休止といった感じで次に大きく動くのでしょう。
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