別れさせ屋、という職業が世の中にはあります。
別れさせ屋とは、依頼人から指定された男女を別れさせる仕事。
そんな別れさせ屋を営むイケメン三兄弟の、兄弟愛あふれるハートフルストーリーを、どうぞお試しください！
「嘘つきボーイフレンド」1巻のあらすじ
榊悠斗17歳は、お金持ち学校の流星学園に通う、庶民。両親は既に他界し、28歳の探偵の兄直哉と、14歳の弟颯太と暮らすモテモテのイケメンです。しかし、悠斗は鈍いため、モテているという自覚はなく、むしろ女子に避けられて嫌われていると思いこんでいます。
そんな彼は、家事一般をとりしきるしっかりもので、近所の年長者にはとても慕われています。
ある日、悠斗と颯太は、依頼人の報酬三倍の一言につられた直哉によって、依頼人の夫の藤木省吾と、浮気相手の麻倉まりを別れさせる、別れさせ屋の仕事を手伝う羽目になります。
そして直哉の指示で悠斗は麻倉に近づくことになりました。実は藤木は流星学園の教師であり、麻倉は教育実習生だったのです。気が進まない悠斗に、直哉は本当に困っている人を助ける仕事だと言いくるめて手伝いを了承させます。
しかし、女の子に避けられてると思いこんでいる悠斗は、自分は役に立たないと言いますが、これを機に女の子が苦手なのを克服しようと再び兄に言いくるめられます。
また、颯太は女装してロリコンの気がある藤木に接近することになりました。
バーテンとして麻倉に接触する悠斗ですが、予想以上に麻倉の食いつきがよく、悠斗は麻倉に襲われそうになります。しかし通信機ごしの兄からの指示で、仲の良い老人だと思いこむことにより、事なきを得ます。
そのような過程を経て、悠斗は麻倉の愚痴を聞くほど心を開くことができました。彼女は、実習評価の点数ほしさに自分を安売りしたことを後悔していたのです。
そして、兄悠斗が奮闘している間、弟の颯太もターゲットに接触することに成功しました。しかし、酒を飲まされ、連れ込まれた先はラブホテル。悠斗は、麻倉を連れて颯太のいるホテルへと急ぎます。
「嘘つきボーイフレンド」1巻のネタバレ
ネタバレです。颯太は藤木に襲われそうになりますが、駆けつけた悠斗に助けられます。また藤木は麻倉に殴られて関係を切られ、直哉が連れて来た藤木の妻によって裁判所で会おうと宣言され、全てを失いました。
そして、別れさせ屋は儲かり、人件費も浮くということで、悠斗はこれからも別れさせ屋の手伝いをすることになりました。悠斗は、麻倉からお礼を言われ人から感謝されることの嬉しさを知ったのです。
そんな彼は、同じ高校の片想いの少年に協力し、離婚を迷っていたマダムの依頼を受け、人気アイドルとモデルのカップルを別れさせたいファンからの相談にも乗ります。別れさせ屋として様々な女性をたらし込む、本当は女性が苦手な悠斗に、本当の恋は訪れるのでしょうか？
「嘘つきボーイフレンド」1巻の感想
別れさせ屋として八面六臂の活躍をする純情少年の、ハートフル兄弟愛漫画です。恋愛らしきものはいまのところ影も形もありません。登場する女子はほぼ添え物に等しいです。
この漫画の萌えどころは、なんといってもイケメン兄弟の絆だと思います。
別れさせ屋を行いながら、女子が苦手で家庭的な悠斗を筆頭に、あざとい可愛さの末っ子颯太、ダメ人間臭漂うイケメン眼鏡の長男直哉と、個性的な兄弟が、助け合い、時に喧嘩もしながら依頼を解決していきます。作者の方はゲームのキャラクターデザインやイラストレーターもされている方だそうで、キャラ造形の魅力はさもありなんという感じです。
男女の恋愛よりも、格好いい男の子の交流や関係性を見るのが好き、という方にオススメです。
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