夏が過ぎるとアクティブな秋が待っています。暑い夏の勢いそのままに秋はもっとアクティブになれそうです。夏に溜め込んだエネルギーをそのまま勢いよく弾き出せればいいです。
そして風夏の3巻は2巻で圧倒的なパフォーマンスを見せバンドのメンバーも集まり始めたバンドが助走からスピードに乗りそうなのですが、うまくいかない事もありそうです。
「風夏」3巻のあらすじ
突然の軽音楽部結成と海の家のバイトはハプニングもありましたが、優と風夏の距離も縮まり伝説のバンドヘッジフォッグスとのJAMセッションなど収穫の多い夏が過ぎました。
そして風夏のボーカルは大きな衝撃を持ってみんなの心の中に刻まれました。そして空白であったドラムには那智先輩が入りました。色々な事があった夏のバイトから帰ってきた優を迎えたのは小雪でした。
突然の訪問に驚く優に小雪はただ会いたかっただけと伝えます。そして想い出話で盛り上がっていたのですが、そこで優の一言で小雪が出ていってしまいます。慌てた優ですがその言葉が小雪は嬉しかったのです。
そして2学期が始まり本格的にバンド活動を始めようとする風夏達にヒサさん(元ヘッジフォッグス)が力を貸してくれる事になりました。
しかし前の小雪とのやり取りで小雪の気持ちが分からない優は少し落ち込んでいると、風夏が学食に誘いある女子生徒と相席を頼みますが、その生徒は愛想なく去っていきます。
そしてバンドの練習でヒサさんのスタジオに行くと何と愛想の悪い女子生徒がいました。
衝撃的な展開の結末は
ネタバレです。バンドと恋の展開が始まります。海の家でのライブパフォーマンスでは風夏の圧倒的なボーカルにヘッジフォッグスのメンバーも驚きを隠せないでした。それほどの存在感を見せつけました。
そして興奮冷めやらぬまま帰宅した優を迎えたのは小雪でした。小雪との想い出話の中で優の一言「どうしてもっと早くたまちゃん(小雪)に好きだって言わなかったんだろう」は小雪の胸の内を揺さぶりました。そして小雪も「私片思いじゃなかったんだ」という言葉に見えるようにここに一つのストーリーが出来ました。
そしてバンドも動き出しています。ドラムは強制的に那智先輩に決まりギターですが、学食で愛想のない女性に決まるのですが、この女の子フォッグスのギターヒサの妹だったのです。テクニックは確かですが無愛想でバンドで長続きしないみたいです。名前は石見沙羅でクール系の一つ上の先輩です。そして二つ返事で彼女も加入します。
その後バンドの練習打ち上げでファミレスで食事するも沙羅とは気まずいまま時間が過ぎ、他のメンバーが帰り優は二人きりになってしまいます。そして沙羅との意外な関係が見つかります。
実は二人はSNSで繋がっていたのでした。更に彼女は人見知りでコミュニケーションが苦手だっただけで、すごく話をすると可愛い女性という事に優は気づきました。メンバーも集まり練習場所も那智先輩の家が使える事も分かり順風満帆と言えます。そしてここで風夏より新しい提案は一か月後の学園祭で初ライブを行う事です。
しかしここで事件です。初ライブに向けた練習が終わり帰宅する優が出会ったのは小雪でした。小雪は次のライブチケットを渡します。そして二人は一緒のステージでライブする事を誓い指切りをしますが、これがSNSで上がってしまいスキャンダルに発展します。さらに悪い事に優達の初ライブに暴徒化した小雪のファンが集まってきてしまいます。ぶじライブは行われるのでしょうか?
感想
2巻からの流れを継承しつつ新しい展開、キャラが出てきました。展開としては恋の行方とバンドの展開が同時進行で流れていきます。キャラは個性的な沙羅先輩というクールビューティーが出てきます。更にSNSで優と繋がっているというストーリーが用意されました。
そして風夏と優の関係に少し焼きもちを焼く所は可愛いです。そしてもう一人たまちゃんこと小雪と優の関係も進んでいきます。告白に近い優の言葉にドキドキする小雪は大胆な行動に出ます。優の家に何度も遊びに行きますがこれが思わぬ方向へと進んでしまいます。
バンドの展開も初ライブが決まるなど順調に進んでいきます。そして優も風夏やメンバーの為にベースの練習を頑張ります。そして初ライブは波乱含みで始まりそうです。何とも現代風なスキャンダルというSNS絡みの小雪と優の問題がライブに波紋を起こしそうです。
そして次の話へと向かうのですが結構優を中心に女性たちの関係性も面白く、中々風夏との仲が進まないのはこの漫画のいい所でしょう。次の話への繋ぎが上手く出来ているので楽しみです。
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