大場瑠奈子、親の経営する家政婦紹介所で社員として働く23歳。調理師免許も持っている瑠奈子は、家政婦の仕事が大好きです。
ある日、訪れた依頼人から持ち掛けられた仕事は、瑠奈子の運命を変えていくのでした。瑠奈子の奮闘と恋を描く作品です。
「僕んちの家政婦さん」1巻のあらすじ
瑠奈子の勤める家政婦紹介所を訪れた依頼人は、なんとライト芸能プロダクション社長の小田原華。小田原社長は瑠奈子の母の友人で、あるアイドル宅に住み込みで働いてほしいという依頼に来たのでした。
そのプロダクションは、瑠奈子が以前から大好きな水越陵が所属しています。少しでもお近づきになりたい瑠奈子は、大喜びで仕事を引き受けるのでした。
プロダクションに契約に行った瑠奈子。水越誠玲も出入りする建物に足を踏み入れただけで有頂天です。担当になったのは、今話題の若手人気俳優、諸星誠玲。
誰にでも優しく穏やかな仮面の裏は、とても横暴で口の悪い、悪魔のような男だったのです。あまりの二重人格ぶりに戸惑う瑠奈子でした。
「僕んちの家政婦さん」1巻のネタバレ
仕事のため、早速向かった陵のマンション。陵の部屋の散らかりようはひどいもので、ゴミは散乱し、台所は食器の山でした。3時間かけて部屋の掃除をし、食事の用意をした瑠奈子。
しかし、ゴマアレルギーと知らずに入れてしまったごま油で、これから仕事に行く予定の陵には蕁麻疹が出てしまいました。しかし、仕事に穴をあけるわけにはいかないと、陵はプロ根性で乗り切ります。
それを見た瑠奈子は、普段態度の悪い陵の意外な一面を見た思いでした。
瑠奈子と暮らし始めた陵は、「行ってらっしゃいませ」「おかえりなさいませ」という家政婦瑠奈子からの挨拶に、初めは面食らっていたものの、次第に心地よさを感じるようになります。
両親が亡くなりずっと一人暮らしだったため、他人との生活に不安を抱いていた陵ですが、瑠奈子の笑顔で心が和むのでした。
ある日、女優の石原絵里に、陵に女として見てもらおうなんて100万年早いと言われた瑠奈子。陵を意識し始めていただけに、その言葉は胸に突き刺さります。
陵からも、女としては見ていないと言われ、ある夜キャミソール姿で陵を出迎えた瑠奈子。女として見てほしいと言う瑠奈子に、陵は思わずキスしてしまうのでした。
感想
テンポのいい作品ですね。家政婦と人気俳優という設定も、とても楽しいです。我儘で横暴で意地っ張りな陵は、うまく感情を出せないのでしょうね。
そんな陵に、いくらひどいことを言われても、ひどいことをされても、ひたすら仕事として接する瑠奈子。
しかし、陵の優しい面も同時に見ることになる生活に、どんどん陵に惹かれていったようですね。
芸能界という世界にいる陵の周りはとても華やかで、とても可愛らしいと思っていた若手女優が悪魔のような性格だったり・・・
中傷の言葉を浴びながらも、救ってくれた陵。一般人の瑠奈子と、人気俳優の陵との関係は、いま始まったばかりですね。
どんな恋に進展していくのか楽しみですね。
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