人は本気で物事をやると信じられない力や行動に出ます。それがどんな事であれ人が物事を叶えようとする力は素晴らしいと思います。この風夏も新しい道へと進んでいきます。優との関係性も進みながらも風夏の新しい目標も見つかり大きな展開が期待されます。
今後の展開は恋とバンドと二つの楽しみが期待されます。
「風夏」2巻のあらすじ
内気な少年榛名優は転校して間もなく秋月風夏と出会います。勢いのある元気な少女風夏に圧倒されるも魅かれていく優。そして二人は優の幼馴染にしてトップアーティストの氷無小雪のコンサートに行きます。実は小雪も優に少し魅かれていそうです。
小雪のコンサート後散歩する優と風夏。風夏は小雪が片思いをしていたと話しまた風夏も片思いをしていると伝えます。その言葉に驚き意味を探る優。自宅に帰ると優は早速小雪に今日のコンサートの感想を伝えると、その事を嬉しくも照れる小雪。
次の日優は風夏から衝撃の一言を伝えられます。「軽音楽部をやると」とイケメンの同級生三笠と優に伝えます。あっさり承諾する三笠に対して優は戸惑いを隠せないながらも風夏の勢いに押されベースの担当になってしまいます。しかしお金がなく楽器も買えない為に顧問代わりの優しい知美先生から夏の家のバイトを紹介されます。
慣れない夏の外のバイトに不安が渦巻く優。しかし気になる風夏(三笠も一緒ですが)との泊まり込みのバイトは波乱含みでしょうか。
新しく始まるストーリー
ネタバレです。風夏にやや強引とも言える形で入ってしまった軽音楽部。そして全くやった事のないベースを任されます。「やるのか やらないか聞いてんの」という風夏の言葉に対して勢いで返事をした優でした。ここで小雪との思い出がフラッシュバックするのは今後への伏線でしょうか? そしてもう一つ苦手な外でのバイトを受けたのも風夏がいたからでしょう。
夏の家の主人矢矧の体育会系のノリについていけず落込む優に、ダメだしをする事無く「私は好きだよ 優くんの声」「だからもっとちゃんと聞かせてね」とおだてながらやる気を出させると優は張り切ります。
その後矢矧にダメ出しを受けつつも風夏に励まされながら頑張ります。そして風夏の手料理はご愛嬌でしたが、その事で風夏と一緒に夜空を眺める事が出来ました。
そしてバイト休日の日は3人で遊ぶのですが三笠はナンパ(男の人を)して2人になったのですが、はしゃぐ風夏に対してネガティブな優。そんな姿を見た風夏は海に連れて行き遊ぶのですが、運動が苦手な優は溺れてしまい風夏に人工呼吸(キス)をしてもらい助けられます。この事で二人の距離は縮まり忘れられない夏は続きます。
感想
1巻で風夏と出会い魅かれそうになっていた優は今回で完全に風夏の虜となります。また風夏も優の事を意識し始め二人の仲は急速に接近します。何か王道的な恋っていいなと思える展開は爽やかです。
そしてこの2巻ではいろいろな今後の展開に大事な事があります。まずは小雪です。ニコとタマという形でSNSと幼馴染で繋がっている二人と小雪のファンである風夏。複雑な三角関係はこの漫画の肝となります。スターでありながら大胆な手段で優に想いを告げようとする小雪の一途さは感心します。そしてその事で気になりながらも素直になれない風夏。この関係性が今後どのように展開するのでしょうか。
そしてもう一つヘッジホッグスという伝説的なバンド。このバンドは今後優達のバンド活動に大きく影響します。そして優と風夏、三笠三人のバンドに那智先輩がメンバーとして加わりバンド活動も展開していきます。
そして矢矧はドラム、知美先生はキーボード、そしてギターのヒサも友達でした。ここでニコ(ボーカル)とタマ(ベース)がいない為に活動は再開しないということも今後のストーリーに大きく関係しそうです。
今回は話のステップアップという事で新しい展開の助走という感じでしょうか。しかし飽きさせる事もなく展開するストーリーがうまく次へと繋がっていきます。またたくさんのキャラが出てきた事でどのキャラに思い入れを描くか分かれそうです。
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