亡くなった父のゴーストライターとして、家族のために毎晩遅くまで原稿を書き続ける桃子。
桃子の実態を知った下級生で人気アイドルの蘭丸は、秘密を守る代わりに桃子に奴隷となることを要求します。
渋々受け入れた桃子ですが、時折見せる蘭丸の優しさに惹かれ始めるのでした。
「桃色ヘヴン!」2巻のあらすじ
毎日蘭丸に甘い卵焼き入り手作り弁当を持っていくことになっている桃子。いつものように屋上に行くと、そこに居たのは蘭丸に受け取りを頼まれた香月籐摩でした。幼馴染の籐摩から、桃子は蘭丸の家庭環境を聞きます。
妾の子供として、養母から邪魔にされて育った蘭丸は、中学で家を出ているとのこと、そして高校で蘭丸と籐摩は再会したということでした。
持ち物検査の日、仕事用の官能小説が担任に見つかってしまいますが、担任に問い詰められる桃子を助けに来たのもまた蘭丸だったのでした。
「桃色ヘヴン!」2巻のネタバレ
桃子の弟、康太の誕生会が行われることになりました。クラスメイトは簡単に誘えるのに、好きな女の子晶にだけはなかなか声をかけることができません。
いつも憎まれ口ばかりきく晶に、勇気を出して誘ってみると、晶は照れながらもOKしてくれるのでした。
康太の誕生日当日、突然家を訪れた蘭丸に、元からファンだった晶は大喜びです。そして、その場で晶は転校することをみんなに告げます。寂しそうにしている康太の姿に気付いた蘭丸は、今思っていることをそのまま晶に伝えるようアドバイスします。
晶に笑顔で言葉をかけることが出来た康太は、その後晶と文通を始めるのでした。
バレンタインが近づき、桃子は弟の康太のためにマフラーを編みます。喜ぶ康太に張り切ってしまう桃子。余った毛糸をどうするか考えます。
籐摩と桃子が親しそうに話しているのを見かけた蘭丸の嫉妬に気付いた籐摩。特定の女の子と親しくならないことを知っていただけに、興味津々の様子です。
籐摩のバレンタインイベントに駆けつけた桃子。ステージ上からファン指名された桃子はステージに上がりますが、体調の悪かった籐摩はそこで倒れてしまいます。
目覚めた籐摩の元にあったのは、桃子手作りのマフラーでした。
安物は身につけないことで知られている籐摩ですが、そのマフラーを身につけ、幸せそうにしている写真が雑誌に載ったのでした。
感想
康太の話は、とってもかわいらしく、応援してあげたくなりますね。いつも家事に追われ、桃子のために懸命に過ごす姿が描かれていただけに、恋物語は新鮮でした。康太の初恋は、甘酸っぱく、未来に繋がっていってほしいです。
桃子のちょっとしたことが嬉しい蘭丸がいじらしいですね。気持ちを素直に伝える方法を知らない蘭丸ですから、誤解されることもありますが、桃子ならわかってあげられる日が来そうです。
蘭丸の友人、籐摩も登場しましたが、蘭丸とは違いストレートに気持ちを表現する籐摩に、桃子は少しドキドキしている様子です。
そんな桃子の姿を見つめる蘭丸は、この先どうするのでしょうね。そして、実際のところ、籐摩は桃子をどう思っているのか・・・
三角関係に発展していくのか楽しみです。
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